第22話、祈りの里

祈りの里

そこは小さな村だった

道具屋が1軒

宿屋が1軒

他には住居だけだった

長老「いやいや遠くはるばるよー来なさったこの祈りの里に」

まずはうたげが開かれた


クロネコ「ぷはー。ヒック。いやーじいさん気が利くねーヒック」

ドンカイもグビグビ呑んでいた

俺も呑む


長老「この里はずっとお祈りしている里じゃ。他には何も無い」

俺「何に祈ってるんですか?」

クロネコ「決まってるだろ!お色気さ。ヒック」

だんだんウザさが出てくるクロネコ様

ドンカイは裸踊りをしだす

ドンカイ「お色気さいこー」


長老「、、。でこの里には何を?」

俺「この里の聖剣の情報を手に入れたので来てみました」

クロネコ「来ちゃったー♡だから抱きしめてー♡」

長老を抱きしめながら寝始めるクロネコさん


長老「、、。ぐふふ。いやいやこの里には祈りの場所があるのだが、ずっと祈っているのだが、何もおきん。旅人も多く訪れたが何もおきなかった」


ほれっ

と指差す方向で

ドンカイが裸踊りをしている

村人たちも楽しんでいるようだ


大きな石碑がある

2m~3m位の縦長な石碑

ドンカイがモゾモゾし始める

ドンカイ「トイレはここかな?」

石碑にかけようとしているので

村人に連れられトイレへと向かった


石碑を触ってみる俺

クロネコ「あーん♡私も触ってみてー♡」

と寝言を言う


その瞬間

俺にある文字が頭の中に浮かんだ


聖剣ガディアス


我は聖剣であるため

MPを消費するぞよ


我を所持できる者はいずこや


何やら俺の頭の中に話しかけてくる

俺~アンタ話せるのか?

聖剣~おおーやっとこたえる者が現れおったか

俺~すまん俺、魔法使いなんだ

聖剣~だから?

俺~剣は必要ない

聖剣~じゃが見る所におぬしは手が何本もあるぞ?

俺~うん

聖剣~空いてる手があるのじゃな?

俺~空いてるけどー

聖剣~ならば我を求めん

俺~聖剣をサブあつかいか。それもいいなー

クロネコ~私の分ないのー?

クロネコが話に入ってくる

聖剣~我は1本なり。でも情報ならいくらでもあるぞ。我は長生きじゃからのー

ドンカイ~ならばワシの情報も頼む


そして昼間は宿を取り

アンデットのため休息をとる


また夜になってから

祈りの場所でみなで祈り始めた


うにゃうにゃと祈る人々

俺「長老。持って行っていいのか?聖剣を」

うなずく長老

また新たなお祈りでも探すから大丈夫との事

では


俺達3人が石碑の前に立つ

俺~どうすればいい?

聖剣~血の盟約を石碑のキズの所にしてくれ

俺~血か


聖剣ガディアスよ

血の契約にしたがい

我と結ばれん


聖剣~いいのか?常にMP消費だぞ?

俺~ああ。かまわん。無限だから

クロネコ~ほほう。無限ねー。金チケプレイヤーじゃん

ドンカイ~バレちゃったね


するとふと思う俺


バレちゃったと言うよりか俺

アンデットだから血がないんだけどwww

クロネコwww

ドンカイwww


聖剣~えー。じゃあ特別にー。骨でも良いかー。

石碑をけりあげる俺

足か手かどっちが良いかなー?

しっぽあるから

トカゲの尻尾切りで!!


石碑の祭壇にしっぽを切ってささげた

長老「おお。肉体がいるのか!!」

まだ動いているしっぽが

徐々に消えてゆく


物凄い頭痛が全員におそう


契約は成立した!!


この頭痛は女王龍オルデガンドなみだ

何が石碑からでるかわからないから

戦闘準備をしたいが

体が動かない

オルデガンドの時と同じだ


全員マヒっていた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る