雨の味
子律
古臭くてしょっぱくて儚い
降る雨の味
古臭い味
見上げることの出来ない空を
見下されるようなこの私を
いつもの場所にあなたは居ない
そこに期待していたのではない
会いたい私と合わないあなたで
会わないあなたと合いたい私で
今日は酸素が薄く感じて
体も心もあなたが欲しくて
今日は気持ちもここに籠る
ただ取り繕って心を盛る
明日になかったことになるから
世と
私があなたに会いたいように
あなたが私に合いますように
雨の味 子律 @kor_itu-o
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます