ありがとうだけじゃない
@tarooos
第1話 出会い
彼女に初めて出会ったのは私の仕事場に依頼があったからだ
電話で依頼内容を聞き取り準備して直ぐに訪問した(暇だったのかも)
彼女の住まいは戸建ての賃貸住宅この辺には良くある物だった
現場を確認した後に希望を叶える事は難しいと伝えて会社に帰った
何処かしら暗くなった顔が記憶に残り色々調べてたった一つの方法見つけた
私も嬉しくなり直ぐに受話器を取り
『出来ます 見つけました』
彼女の声は嬉しそうな声になった記憶がある
暫くして依頼内容も無事完了して彼女の家に行く事も無くなった
私は彼女の嬉しそうな声 顔が忘れられず用も無いのに家の近くを通って移動する様になっていた
依頼内容の確認をする名目で訪問してみた
室内には内職している様で青いプラスチックの箱に何がビッシリ入っているのが見えた
彼女はバツイチで今は定職が無いからな内職してるんだぁ
っと明るく教えてくれた
それからの私は時々彼女の家に行って色々な話をする様になっていた
3 4回目に呑みに行く約束をして『村さ来』に行った
彼女の子供の事や今の生活、私もバツイチで有る事など話して時間は過ぎて行った
今では考えられないけど20数年前の事悪いと解っていても運転して送って帰った
彼女の家の前に着いたのに2人共帰りたく無かったのか
それからも色んな話をした
どれくらい経ったかわからないけどそろそろ帰る事になった時
彼女がキスをしてきた
ビックリしたけど私は彼女の事が好きになっていたのでキツく抱きしめた
それからは時々会うから
毎日会うに変わり
いつしか次の日のお弁当を作ってくれる様になり
休日には2人で色んな所に出かける様になった
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