第5話 店の中に残った商品を撤去する

 廃業した時点で、店の中には商品がそのまま残っている。


 廃棄するのなら処分料を支払うことになるだろうし、引き取りや買い取りをしてもらえるのなら、その分のオカネが手に入ることになる。でも、古びたものも少なからずあるだろうから、二束三文かなと思う。金額については、あまり期待しないほうがいいだろうな。


 なんにせよ、そのままにしておくわけにはいかない。


 引き取りや買い取りのほうは、隣の県の業者に依頼するということだった。


 おれたちには、荷が重い。いずれは、なんらかの形で関わることになるのだろうけど。


 そして、父親の退院が決まった。いろんな意味で、よかった。


 圭吾の友人の家も、数年前、いや、何年も前だったか、店を廃業したのだが、そのときは、なんやかんやで1年ぐらいかかったとのこと。ただし、あちらさんは形としては株式会社だったか有限会社だったか、とにかくわれわれの場合とは事情が異なるようだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る