【その1】嘘つきブラちゃん

「世界の創造者は誰ですか?」



一人の聖仙がブラフマーに尋ねる。



「それはもちろん私です。」



彼は平然と嘘をついた。



「くぉら!嘘ぶっこいてんじゃねぇぞ変態野郎!」



怒り心頭でシヴァ登場!



「変態って言わないで下さい!」



「黙れクソじじい!俺が創造者に決まってんだろーが!」



論 争 勃 発。



あれ?シヴァって破壊神じゃ?


そうなんですけどね。

全ての聖典が、神々の中でシヴァが最高であると定義してるんです。


それなのにブラフマーはそれを認めなかった。



怒りに燃えるシヴァは、『バイラヴァ(恐ろしい者の意)』に化身し、ブラフマーの首を1つ切り落とします。



「残り4つ!その首全部取ってやる!」



「ひいぃぃ!ごめんなさい、ごめんなさい、命だけはお助けを~」



ペコペコ謝り、首1つの犠牲で助けてもらいましたとさ。



最高神の権威はどこに?


ブラフマー……ドンマイ……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る