私と幼馴染の女の子とふたりで、お腹が空くといつも逆ナンして男達に奢って貰う!
神石水亞宮類
第1話 私と幼馴染の女の子とふたりで、お腹が空くといつも逆ナンして男達に奢って貰う!
私と幼馴染の女の子とふたりで、お腹が空くといつも逆ナン
して男達に奢って貰う!
私と幼馴染の女の子は、”子供の頃から誰よりも一番仲が良く。”
社会人になってもいつも一緒に居る仲だ!
しかも? お互いの両親にふたりで一緒に住むという事で二人暮らしを
はじめる!
でも? 私も彼女も、”好きな事をしている時はいいけど、それ以外の
事を続ける事が嫌いで何をやっても続かない!”
私はなかなか夢である歌手にはなれず、駅に行って路上ライブをしている。
ギター片手にスタンドマイクで歌うスタイル。
“歌が良ければ、お金をほんの少し貰ってその日の晩御飯がやっと食べられる。”
因みに、幼馴染の彼女は“水商売の仕事をしている。”
お客で来る男の人達にお金を貰って生活しているのだけど、、、?
彼女! 面倒くさいと思うと仕事に行かない!
家賃も光熱費も払わないといけないのに仕事に行かないから払えないじゃない!
まあ、その時は私がバイトの数を増やすかシフトを増やすしかないのだけど......。
それが無理な時は、“短時間で直ぐに貰えるバイトをするの!”
一日、4時間とか。
二人だと1万ぐらいにはなるしね!
仕事帰りに二人でファミレスに行って、お腹いっぱい食べて家に帰るわ!
こんな生活もなかなか楽しいの。
『“ねえ、リリナ?”』
『何よ、あずみ!』
『“明日、また逆ナンしに行かない?”』
『別にいいけど、危ない目に遭う前に、直ぐに逃げるわよ!』
『分かってるって!』
『お金持ってそうな男にしょうね!』
『久しぶりに美味しいモノ食べたいしね!』
『うん!』
私と幼馴染の彼女は、“いつも週末になると、大きな駅の前でふたりで
逆ナンパをするの!”
若くて可愛い女の子から男性に声をかけるから、先ず失敗する事は
一度もないわ!
私も幼馴染の彼女も顔は中の上、“見た目には自信がある!”
それに逆ナンをやり過ぎて、男性が好きそうな仕草や色っぽいポイント
を上手くつく事が出来るの!
それに、 “二人だけの約束をしている事があるわ!”
それは、絶対に体の関係を持たない事!
食事は奢ってもらうけど、いいところで二人で逃げると決めているの!
逆ナンで出会った男性とは恋愛感情を持たないし付き合わない!
その場で終わり!
そういう形で、ふたりで逆ナンをするの。
ただ回数を重ねると? お金の無い男と食事に行っても私達の体目当てで
美味しいモノを食べさせてくれない時があると分かったの!
安い居酒屋か? 最悪なのは割り勘になる事もあって......。
こんな事なら逆ナンなんかしないわよ!
だからお金を持ってそうな男を逆ナンするというルールを二人で決めたわ!
『ねえ、お金が無そうな男に声をかけないでね!』
『分かってるって! 金が無い男なんて、何の取り柄もない男と一緒
だからつまんないわ! そんな男に興味なんかないわよ!』
『あぁ! あの男性はどう?』
『“ブランド物のカバンに、時計もロレックスだ! あの男性にしょうよ!”』
『あのう? 良かったら、私達と一緒にお酒を飲みに行きませんか?』
『えぇ!? いいよ! 一緒に行こう。』
『やったーー!』
私達が逆ナンした男性は、歳はまだ若いけど将来の若社長!
たまたま新しいお店を出すために、この辺にいい物件がないか一人で
探していたらしい。
そんな時に、私達が男性を逆ナンする。
彼は駐車場に車を置いていると言って、私達をその駐車場まで連れて行き、
車に乗せてくれたわ!
まさかの? 車は高級車だった。
完全にこの男性は、お金持ちの男よ!
『“この近くに、僕がよく行く美味しい洋食屋さんお店があるからそこに
ふたりを連れて行こうと思うんだけど、いいかな?”』
『“洋食! 凄く食べたーい!”』
『そこのお店は何がおすすめなの?』
『ロブスターを使った料理が美味しいよ。』
『わーあ! 食べたい!』
『先、お店に電話して予約しておいたから、着いたら丁度いい時間だな。』
『ステキ!』
『楽しみだわ!』
お店に着くと? 私も幼馴染の彼女も男性に言われて、好きなモノ
をジャンジャン頼み、お腹いっぱい食べてワインも飲んでその男性
とはそこでバイバイ!
お互いそれぞれ、“トイレに行ってそのままお店を出て二人で合流後、
タクシーで二人で家に帰ったわ!
タクシー代もこの男性からいろいろ言って、5000円も貰っていたの!”
私達は本当に、逆ナンの天才だと思うの!
こんな感じで、普段食べた事がない料理をタダで食べさせてもらう。
ただただそれが楽しいの!
それに何回もこんな事をしているのに、未だに警察に捕まる事もないわ!
“お金持ちって、本当に紳士的!”
騙されていたと分かっていても、怒らないし警察にも通報もしないのよ。”
だから私達はやめられないのよ!
ただで、美味しいモノを食べられるんて最高じゃない!
タダほど嬉しいこともないしね!
これからも私は、幼馴染の彼女とどんどん逆ナンするわよ!
逆ナン出来る歳まで、絶対にやめないわ。
タダで貰えるモノは、どんなモノでも貰う!
それが私達のルールよ。
私と幼馴染の女の子とふたりで、お腹が空くといつも逆ナンして男達に奢って貰う! 神石水亞宮類 @kamiisimizu-aguru
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