これから始まる、乾燥。
馬車での移動時間。
それは、会話と退屈のある、暇な時間。
いや、会話自体楽しいし、退屈も過ぎなければ良いスパイスになる。
けど、今はもうスッゴく暇。
そう、それならこんな暇な時間を有効活用しようではないか!
ということで、『ストレージ』から胡椒を取り出す。今日はコイツを……、乾燥させる!
まぁ、生の胡椒も風味が良いし残しはするけど、お肉とかに振りかけて使いたいし、汎用性も高くなるから近々乾燥させようとは思ってたから良い機会。
それに、色々できることを知ってる私は、沢山採ってきた。
その色々というのが、胡椒の種類なのだ!
知らない人が多いかも知れないけど、胡椒には数種類ある。
No.1よくスーパーとかでみる
No.2あんまり見かけない
そして、No.3オシャレなお店でみる
もっとあるかもだけど、主にこの三種類…だと思う。
これらは全て同じ物から作れる。
ピンクペッパー何てのもあるけど、アレはペッパーと名の付いた別の植物だから、今回は知らない。
うん。そんな事は置いといて、今回作るのは黒コショウと白コショウを作ろうと考えてる。
青コショウだけは、作らないんじゃ無くて多分、…多分だよ?作れないから。
何故かというと、機械…科学の力で急速に乾燥させて作ってるから。フリーズドライとかいうやつ。
とりあえず作業開始!
ということで、用意したるはこのバーベナさんに出してもらった水が入った容器。
かなり長時間浸けるから、蓋が出来るもの…水筒を用意した。
お陰で私の水筒が無くなって、これから苦労することは目に見えてる。
けど、大丈夫バーベナさんが居るから!便利。
水筒に熟した赤い胡椒の実を入れる。一週間くらいつど水変えして、皮が取りやすくなるのを待つからこれで放置!終わり。
あとは、皮を取って乾燥させたら完成。
次は黒コショウ。
これはもっと簡単、またまたバーベナさんに出してもらった水が入った鍋で、熟してない青い胡椒の果を茹でて殺菌したら、天日干しをするだけ。
魔力の影響なのか、熟した実が成ったものと熟してない実が付いてるものの、両方同じ季節にあった。
流石異世界。不思議なことがある。
因みに、もう既にお昼の時に茹でておいた胡椒の実を用意しておいたから、適当に広げておける容器に入れるだけ。
定期的にジャラジャラ混ぜて、夕方くらいに『ストレージ』に回収しとけば、多分2日とかで出来るんじゃないかな?
ということで、準備完了。
あとは…待つだけ!終わり!
ちょくちょく、ちょっかいを入れてきてたバーベナさんを完全無視してたら、こんなにも簡単に終わった。
途中でレバーリーフさんに止められてもちょっかいかけてきてたから、どうしてやろうかとも思ったけど、無事終わったから、ヨシ。
「ふぅ…」
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