読み終わったら朝焼けが。

毎話のはじまりの美しいポエムの並びに
こころが踊ります。

導かれてゆく秘密のストーリィと
手を繋ぐ苦しさと、心地よさ。

傷みを抱える魂のダンスを
朝焼けのなかに、見た気がします。

ため息をひそめながら、
踊る作者とわたしという読者のむこうで
朝焼けをバックにジンベエザメが
ゆうゆうと泳いでおりました。