第4話 自分で人生を面白くするしかない。

みんな、僕の不幸が楽しいのかなと思っていた。

そうではない。

僕が、自分の不幸を楽しんでいたのだ。

げろ吐いて、咳をして、痰を吐いて、

10年間に4回も、煙草喘息で入院しても、

煙草を辞めない僕だ。

周りは、みんな、僕に煙草をやめろと言う。

もはや、自分で、煙草より面白いものを見つけるしかない。


8年前、グループホームの自室に、引きこもって、

小説を書きまくった3年間。

技を一人で磨いて、まじになってやってあれから今まで。

結構面白いことがあった。

R出版社に短編小説を投稿、4回連続掲載。

給付金でパソコン購入。

Wi-Fiも自分で最初は契約した。

「俺の会」の結成。活動。かわら版の発行。結構出した。

そして、「星の会」に変更して、政治活動。

今でも、まだまだ続く。

Instagram、ファイスブックも始めて、投稿。

新聞もとるようになった。

今は、作業所に毎日、送迎バスで通って、文学している。


自分が、面白く生きたかったらどうするか。

できるだけたくさんの人を大切にすることだ。

直接的に、間接的に。

多ければいい。


お金や成績より、大切なものに気付けば、

人と人は案外楽しいものだ。

君が楽しくなかったら、

僕が、君を楽しくしたい。


人生がまったく楽しくなかったと言ったappleの創業者スティーブ・ジョブズ。

人生が苦しくて苦しくてついには女と入水した太宰治。

生きているうちは全く認められなかった宮沢賢治。

僕は、自分で人生を面白くしたい。







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る