第13話 泣きわめく心に、白砂糖の影

何をしてもうまくいかない日。

ほんの些細なひとことで、

涙があふれたり、声を荒げてしまったり。

まるで子どもに戻ったみたいに、感情が止まらなくなる時があります。


「どうして、こんなに乱れてしまうんだろう」

そう思ったら、そっと振り返ってみてください。

最近、甘いものを、たくさん食べていませんか?


清涼飲料水に、菓子パン、アイスクリーム、チョコレート…。

白砂糖の多い食べ物たちは、

一瞬の癒しをくれるけれど、

そのあとに、ジェットコースターのような感情の揺れをもたらすことも。


血糖値が急上昇して、そのあと急降下するたびに、

心は不安定になりやすくなります。

泣いたり、怒ったり、落ち着かなくなったり。

気づかないうちに、白砂糖が心を揺さぶっているのです。


でも、安心してください。

それは、あなたがダメなわけじゃなくて、

ただ、身体と心がびっくりしているだけ。


そんな日は、温かいお茶をゆっくり飲んで、

甘さをやさしいものに変えていきましょう。

焼き芋の甘さ、おかゆのぬくもり、

そして、丁寧に作ったお味噌汁。


少しずつ、白砂糖から離れるほどに、

泣きわめいていた心は、静かに深呼吸を始めます。


今日の涙も、明日のあなたにとって、

やさしい気づきになりますように。

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