食べものから始まる、私のリスタート

まさか からだ

第1話 食べもので、気持ちは変わる?

「なんだか今日は、涙もろいなぁ」

「ちょっとしたことで、イライラしちゃう……」

そんな日はありませんか?


それは、あなたが弱いからでも、ダメだからでもありません。

実は、そう感じてしまう“心のゆれ”には、食べものがそっと関わっていることがあります。


たとえば、甘いお菓子をたくさん食べた翌日。

なんとなく気分が沈んでいたり、ぼーっとしてしまったり。

また、忙しくて食事を適当にすませた日には、元気が出なかったり。

そんな経験、誰にでもあるものです。


心と体は、思っている以上に仲良しです。

食べたものは、体だけでなく、気持ちの土台にもなっています。


だから、

「私、最近ちょっとつらいな」

そう感じたときは、自分のことを責める前に、

そっと食卓をふりかえってみてください。


心が疲れていたら、

あたたかい味噌汁や、やさしい味のごはんを食べてみて。

それだけで、少しずつ心がほぐれて、呼吸がゆっくりになるかもしれません。


食べものを変えると、体が変わります。

体が変わると、感じ方や考え方も、少しずつ変わっていきます。

すると、不思議とまわりの世界まで、やわらかく見えてくるんです。


「なんだか、今日の私、ちょっと好きかも」

そんなふうに思える日が増えていくように、

心にやさしい食べものを、日々の暮らしにそっと添えてみませんか?

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