闇詩

双鷹

日陰


いいんだ

もう大丈夫なんだ


君の手を離さないと

寂しいけれど、形を無くしても

思い出は 消えたりしないのだから


もしも

僕の想いが いつか

誰かの傍で笑う

君の笑顔を守るなら


この痛みは意味のあるもんだって思えるんだ


そうだよ

もう大丈夫


いっておいで

その坂を一人で上っておいで

この命は君の傍にいるよ

潮風は少し鼻につくけど


心地いい景色が広がるの知ってるんだ

僕は大丈夫です


暑い夏を越えていける

太陽が頭上に輝くほど

僕は

強く暗い影になるのです

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