竜を題材にしている物語は沢山ありますが、この物語はそういった『竜の物語』の王道の一つになりうるくらいの『分かりやすさ』、『多くの人が楽しめる世界観』、『始まりからページをめくる手が止まらなくなる展開』が揃っています。
そして、姫のステラと護衛のダンの可愛らしい関係性や周囲の個性ある登場人物のバックボーンも魅力的です。
主人公の職業である護衛という仕事に対する解像度も高く、堅苦しい説明ではなく、かみ砕いて伝わり易く表現されているのも上手いなと思いました。
異世界の出来事なのに、現代に生きている私の日常に重ねて感じ易い場面も多く、Web小説や異世界ファンタジーにあまり馴染みがない人でも、この物語からなら入りやすいのではないかと思いました。
今後の物語の展開を楽しみにしています!
星“ステラ”という輝かしい名をもつ姫が、なぜ、悪姫として語られることになるのかーー冒頭に惹きつけられて、まずは2章まで拝読しました。
主人公格はダンと姫の2人ですが。今回は、私が感情移入して読んだ、姫の視点からレビューを書かせていただきます。
勤勉な反面、奔放なステラ姫。それに振り回される、お人よしな護衛ダン。2人の仲間以上恋愛未満な関係性はもちろん、彼らを取り巻く仲間たちのやり取りも温かくて、すぐにアトラス国の状況に溶け込めました。
それが、国の守護竜の狂化によって崩れていく様には、悲しみとともに息を呑みました。
ただ、シェンウィーが残していったのは絶望だけではなくて……この先はぜひ、ご自身の目でお確かめください。
シェンウィー狂化の一件から、国々に災厄をもたらす悪姫とされてしまうステラ姫。それでも、家族のような存在のダンとのやり取り(手配書とか研究とか)がコメディタッチで、道中暗くならずに読み進められます。
この物語は、ただ世界を歩くだけではありません。災禍に飲まれた人間の悲しみと希望までを描く、王道派の壮大ファンタジーです。
最後に、作者の久芳流様へ
まさに「こういうの探してました!」という素敵な物語をご紹介いただき、ありがとうございました。
はたして、姫とダンはシェンウィーを見つけ出せるのか……3人プラス1匹の旅路の先を楽しみにしています!
かつて王国を守護していた竜シェンウィー。
しかし恐ろしい病に蝕まれ、自らを殺してほしいというその願いを叶える為、
王女ステラは、大切な守護竜を自らの手で殺す決意をします。
しかしその試みは、あと少しのところで失敗。
シェンウィーは完璧に病に侵されてしまい、
人々にも呪いを振りまく恐ろしい邪竜となって姿を消してしまいます。
そうして王国は崩壊してしまい――。
ここまででも、すでに壮大なストーリーなのですが、
この作品の素晴らしさは、そんな大きな「喪失」からの「再生」に光を当てている点です。
竜の行方を追い、亡国の王女自らが仲間を伴って旅に出る。
その意思のなんと強いことか。
王女様というと、儚く美しいイメージがつきものですが、
この作品の主人公ステラはとにかく元気でチャーミング✨
そして彼女を支える幼馴染の護衛役のダンも、優しく、時に厳しい素敵な青年です。
気心の知れた二人のやりとりはとにかく軽妙で、読んでいて心地がよいです。
重い使命にあっても、二人が生き生きと旅をしているのが伝わってきます。
またそんな旅路で出会う新たな仲間も個性的で愉快です。
そんな彼らは、果たしてシェンウィーに再会できるのでしょうか。
そして解放してあげることは叶うのかー。
物語の行く末が大変気になる、注目の作品です!
竜に守護されるアトラス国で竜に愛される姫ステラ。竜姫と呼ばれる姫は、病に蝕まれた守護竜シェンウィーの最後の頼みを聞き、守護竜が完全に狂う前に殺すことを約束する。しかし、それは幼馴染の少年騎士ダンと共に死力を尽くすが失敗に終わり、守護竜は狂竜と化す。ステラ姫とダンは竜の呪いを受けながらも、国を世界をそして親愛なる竜を苦しみから救うため、竜殺しの旅に出る!
第一章は少しやさぐれた少年騎士ダンが姫と竜を救うために熱く戦う姿がカッコいいです。二章は姫とダンの軽妙なやり取りがテンポいいです。どんな結末になるのか最後まで見届けようと思います^^