第2話
昼を食べながら話に夢中になっていると、あっという間に食べ終わり、それからも青春ラブコメは間違っているの好きなてんを話していた。
「特にいろはのあざとさはキュンとくるよな」
「まぁあれは同じ女子でも可愛いと思うよ。私の周りの人だと敵を作りそうだけど。私は可愛いこは好きだからね」
それじゃアイドルとかも好きなのだろうか?好きな人と好きなものが一緒って言うのは嬉しいものだな。これからも会話する機会はあるだろうか?
そんなことを思っていると、チャイムが鳴り、楽しかった時間は終わりを告げた。
「それじゃ予鈴が鳴ったし、教室に戻ろうか。そうだ連絡先交換しよ?趣味が合う友達なんて滅多にいないし」
「俺達って友達なのか?」
「こんだけ趣味について話したんだから、友達だよ?それとも私じゃ嫌かな?」
そう上目遣いのあざとさがある感じで、言ってきた。正直グッときたわ。いろはにも負けないあざとさだ。
「もちろんいいに決まってるだろ。ただ友達ができたことなかったから、どんなことをすれば友達になれるのか分からなかっただけだ」
「それならよかった。これからもよろしくね!」
そう満面の笑みで言ってきて、俺は少し照れて、そっぽを向いてああと言った。それから弁当を片して、俺達はそれぞれ教室に向かったが、俺はこのまんま一緒にいると、クラスメイトから何を言われるか分かったもんじゃないから、トイレに行くと言って桃江と離れた。俺はどこまでもチキンであった。
そして実際にトイレに行って用を足し、教室に戻ると、桃江が休み時間どこ行っていたの?と聞かれていた。まぁ桃江は得顔でそれは内緒と桃江が好きな人が見たら、萌え死ぬような表情で躱していたが。
それから授業が始まり、相変わらず数学の難しさに敵意を持ちながら、俺は絶体に私大文系に行くんだと再確認した。数学なんて選択科目でいいだろ。何で必修なんだよ。数学使うやつなんて一部だけなんだから、やらなくてもいいだろ。
そんなことを思いながら、数学の授業を終えて、買える準備をする。進学校だが、この高校は部活が盛んだ。一応千葉県で一番の進学校だが。文化部は言わずもかな強いが、運動部も中堅ぐらいの強さだ。やっぱり勉強をトップクラスにできるやつって、運動も身体能力が高いし、努力もするから、それなりのレベルになるんだろうな。俺は部活なんかしてたら、授業についていけなくなるから、帰宅部のエースだが。まぁ成績は真ん中だけどね。ちなみに桃江は悩み解決部っていう悩みや相談を持った人の話を聞き、解決するやり方を教えたり、実際に助っ人をしたりなど奉仕部に近いことをやっている。桃江の人望は厚く、相談に行く人は多い。部員は女子だけだが。男をいれると絶体に桃江にアピールする邪なやつがでてくるかららしい。まぁ近くにあれだけの美少女がいたら、男ならそうなるわな。
桃江が楽しそうに会話してるのを尻目に見ながら、買える準備を終えて、俺は教室をでた。誰にも気づかれずにな。別に悲しくなんかないからね!ぼっちはヤハタも誇りだっていっていたし。群れないことは強さの象徴でもある。
俺は学校をでて、海浜幕張に向かった。家の近くにもうひとつ渋谷学園幕張という進学校があったが、ここは勉強がスパルタらしく受けるのはやめた。それに高入生はなかなかついていくのが大変らしいし。俺は自由にやりたいことをやりたいかったからな。
「お腹減ったな。ラーメンでも食べるか」
お金は親に大金を渡されて、これ以上はお金はあげないからなと中学生の頃に渡されて、俺はバイトをしたくなかったから、投資を始めて、大企業で働くサラリーマン並みの年収を稼げるようになり、それなりにお金は持ってるから、いくらでも外食はできる。使ってるお金のほとんどはアニメのグッツやアイドルだがな。
そしてそのまんま千葉駅に向かった。あの辺は行きつけのラーメン屋があるからな。味噌ラーメンが美味しいところな。
電車に乗ると、何人かの同じ学校の制服を着た生徒がいた。まぁ俺を見ても誰か分からないだろうから、問題はないが。稼いでることばれたら、カツアゲをしてきそうだが。あいにくぼったの俺にはそれを話す相手がいない。嫌俺はもうぼっちじゃないか。桃江という友達がいる。できれば友達じゃなくて、恋人になりたいが、それは望みすぎだろうか。友達になれただけでも十分だよな。本来交わることすらなかったんだから。
そんなことを考えていると、乗り換え駅に着いて、俺は乗り換えて、千葉駅に向かった。ラーメン食べる前にゲーセンでも行って、野球のゲームでもやるか。カードは持ってきてるし。ラーメンを食べるにはまだ時間があるしな。
そう思い今日のスタメンをカードを見ながら考えていた。守備重視で一点を取り、それを守り勝ちにいく野球をするか。投手戦ほどひりひりする戦いはないからな。
それでオーダーを組んでいると、千葉駅に着いた。折角だし、アニメイトにも寄っていこう。千葉駅の周りは色々合っていいよな。そんなことを考えながら電車を降りて、ゲーセンに向かった。
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