第3話 キャッチコピーを制す物はランキングを制す

 まず結論から言いましょう。

 

 PV2であった私の作品はキャッチコピーが悪く、おかげで最初に全く伸びませんでした。


 皆さんは当然自分の作品を読まれるために、十数文字に出来る限りの力を注いでキャッチコピーを考えられている事でしょう。


 ただ、アナタが渾身の力であらすじをキャッチコピーとして綺麗にまとめても、あまり人の目につくことはありません。


 実際に私が設定していたキャッチコピーは以下でした。


「転生したら俺だけ野球スキルやステータスが表示されるんだけど」


 可もなく、不可もなく、ただただあらすじを一言にまとめた内容になります。


 一方で今設定しているキャッチコピーは、以下です。


「えっ……転生したら俺だけ野球ステータスが表示されるんですけど!?」


参照元:元・天才ピッチャー、転生後は俺だけ表示されるスキルとステータスで野球無双(https://kakuyomu.jp/works/16818622172354386094


 このキャッチコピーで重要なのは、!や?マークもそうですが最初の「えっ……」の部分になります。


 この表現には幾つかの意味があります。


 まず1つに、……を挟むことで、読者の視認性を向上しています。


 想像してみてください、仕事帰りにつかれている中で、文字列が大量に書いてあるキャッチコピーは目に入るでしょうか?


 読者の方は疲れている中、1秒に満たない時間で貴方の作品を目にするのです。


 きっと、文字列が多いと目が滑ることでしょう。


 それ故に短い文字列の中でも、視認性をよくする事は非常に重要だと考えました。


 続いて2つ目に、読者の共感性を呼ぶことが出来ます。


「えっ……」ていう文字は感情訴求型の表現であり、読者の感情に直接訴えかける物になります。


 ただ文字列が並んでいる作品と、キャッチコピーを見て共感を呼んだ作品……どちらの方が読者にクリックされるかは、一目瞭然ですよね。


 必ずしも私と一緒にする必要はありませんが、1度騙されたと思ってキャッチコピーを感情に訴える表現や、視認性が高いものに変えてみたら、作品が伸びるかもしれません。


 そしてもし仮に、少しでも効果があったら、是非コメントなど頂けると大変うれしいです。


 最後に、ランキング入りした時のちょっとしたテクニックですが、ランキングの前後作品とは別の色の――出来れば補色になる様な色をキャッチコピーに設定すると少しだけ効果があるかと思うので、試してください。


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【あとがき】


 本作が創作論にて16位にランキングさせて頂きました。

 本当にありがとうございます。

 

 本作を読んで頂いて、こんな考え方をしてる人も居るんだと思って頂き、少しでも役立てて頂けると幸いです。


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