Tatoo

君の声

君の目

君の笑顔


ずっと正面から見てきたけど、

どうやら僕は後ろから見たかったみたいだ

回る世界の延長戦

君のどこも悪くはないけど


正面なんて誰でも見えるだろ

腑抜けて油断した背中が

僕にとっての十字架の始まりなんだよ


花が咲くとあまり見たくなくなるのは

そのせいかな

もったいぶる時期が大好きだ

だから教えておくれ


君の背中は何を言いたいのか

タバコを吸う姿が小さく見えるのだ

完成品でない君が好きだよ

その小さな背中が好きだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る