第7話 The First Ending

「この日記に関する本知りませんか?」私はそう尋た。

「日記…?人様の日記なんて知っているわけ…」

司書さんは日記を見たと同時に言葉を発さなくなった。

「なんでおまえさんがその日記を持っているだ…?」

「起きたら部屋に…というかこれについて何か知っているんですか?」私はそう言った。

「あぁまあ…」そう司書さんは答えた。

「教えてください!!」そう友達ははっきり言った。

「これは…この辺で昔有名だったものだよ。通称囚われ日記。この土地に住んでる人間が無作為に選ばれ、この日記の中に強制的に囚われさせる、なんとも奇妙な話だった。だが、霞ノ丘神社に持っていったところその日記は跡形もなく消えた。それで平和が訪れたという感じだ。」

「つまり、その霞なんちゃら神社に行けばいいってことか?」

「そういうことだ。」

「なら、今から行こうか。」と私は言った。


その後数十分かけて霞ノ丘神社に行った。


ついてすぐ目に入った若い男性に声をかけた

「あの…この日記のことについてなんですが…」

「これは…囚われ日記ですか…?」

「はい。そうらしいです。」

「なぜ貴方が…父が20年前対処したはずですが…とりあえず私がどうにかします。さあ日記を。」

「はい、どうぞ」素直に渡した。日記を。


その後ものの5分で日記は跡形もなく消えた。


「ありがとうございました。」そう感謝した。



これ以降日記は見なくなった。安心である。けれど本当にこれで終わりなのだろうか…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

日記からの アキ @riire_2

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る