日記からの
アキ
第1話 日記
「四月十七日
「ピピピ」目覚まし時計の音だ。私は起きた。起きたのかもしれない。目覚めるのは好きじゃない。スッキリしないから。
四月十八日
今日は起きるのが好きな日だった。珍しく目覚めが良かったからだ。良い一日になりそうだ。
四月二十七日
なにもない。
五月一日
今日は年に一回しかない噓をついてもいい日、エイプリルフールだ。私には勇気が無かったので軽いウソしかつけなかった。なさけないかも。
五月三日
「おはよう!!!」そう聞こえた気がした。気のせいだろう。私はゆっくり体を上げた。上げた…??上げたつもりだ。上がらない。金縛りみたいなものか…?そんなものは信じていないが本当に体が上がるどころか指すら動かせない。幸い今日は休日だ。二度寝でもするか。 」
5月4日
机の引き出しにこんな日記があった。「なんだこれは」そう呟いた。とても奇妙だ。そもそもこんな日記書いた覚えがないし内容も朝のことばかり。特に四月三日だ。内容も不気味だし口語だ。なんなんだこれは……。そもそもこの日記、どこから来たんだ…?
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