第2話 リアリティライン

ここは摩耶山のロープウェイの施設の喫茶店

入り口には

「店長骨休み」と木板がぶら下がっていた。

「会議の準備でました」

二ノ宮が自分のラップトップの画面を覗く。

会議ソフトを起動している。

「音声、画面大丈夫ですか」

「はいよ」

「オーケイ」

「シクヨロ」

「のー問題」

「いいでござる」


「随分と大人数だね」

「まあここ不便ですから、上にあがるだけで結構お金と時間喰いますし」

「マスターが三宮に来てくれたらいいのに」

「俺はここに根が生えてる」

「それに用事があるのはお前さんの方だろ。

こっちはお客がこなくて店を閉めてる。大赤字だ、

感謝してほしいもんだね」

掬星台のマスターはエプロンを外してeスポーツ用のリクライニングチェアに座る。

これが仕事と趣味の線引きらしい。

「それでどうするね令和の大天狗退治は」

「天狗ですか…」

「空にかかわる大妖怪といえば天狗だろ」

「あのセルがUFOかどうか」

「未確認物体ではあるが空飛ぶ円盤と考えるのは早計だろう」

「これが公式のスペックよん」

コードネームの「フグルマヨウヒ」が画面を共有した。

「たしかに大半は動かない建材です。

空に浮かぶタイプ、水面を自走するタイプ、更には回転するブレードで疑似立体映像

を投影するタイプ、そしてその複合型」

「動力は一般のドローンと同じく電力で動いています。

つまりは内蔵している電池の容量が活動限界

しかしこの動画を見てください」

画面が切り替わってユーチューブの画面のようだ。

「戦艦ヤマトの艦橋部分が積みあがっていく動画です。

このセルに注目して下さい。

他のセルを吊り上げて飛んで上に持っていき積んでいくドローンタイプです。

これに赤丸を付けますね」

そのセルが他のセルを動かしていくのが見える。同一の機体が沢山いるようだ。

「倍速にします」

せわしなく上下に移動している。

こうしてみるとミツバチのようだ。

かなり遠方から撮影しているのだろう。

赤い丸が激しく動いでいる。

「更に四倍速」

赤い点はすでに赤い線になっている。

そして日没になり動画は暗くなった。

そして終わった。

「これがどういう事かわかります」

「どうゆう事なんだい」

「このセルは日の出から日没まで充電することなく動いているということです」

「少なくとも十二時間、自重の物体を吊り下げて動いている」

「すごいねぇお見事、それでこれおいくらで売ってくれるの」

「市場に出回っていません}

「で誰がこれを操作しているんでしょうか?」

「人間のオペレーターだろ、こんな複雑な操作は自動じゃ無理だ」

「最初に言いましたよね同一の機体が沢山あると

それが同時に動いているんです」

「あそうか、それだけの人員を確保したとしても、人間では絶対に途中で衝突

するんだ。それが人間だ」

「そうです、そしてこれが一番恐ろしいのですが」

翌朝のおなじ艦橋の映像だ。

「おいおいマジか艦橋が昨日と同じじゃないぞ。

一番下の部分なんかできあがっているじゃないか!」

「つまりはこいつは照明もなく、無灯で、夜中になっても作業してるんです」

「無人の自動操縦でか?

ブラボー

もう港湾労働者は要らないな。産業革命だ」

「しかし同一機体が昼も夜も働いているとは限らない。

もしそうなら永久機関だ。どの昆虫よりも完成された存在だよ」

「これが「空飛ぶ車」なんか一瞬で追い越したオーバーテクノロジーと

認めてもらえますか」

「認めよう。これがフェイクでなければね」

「これを撮影したのは僕なんです」

「おっと」

「気が付きました?これ逆再生なんですよ…」

「ということは大和を解体しているのか、大急ぎで…」

「恥も外聞もなく」

「あの事件と今回の発表でマスコミが押し寄せるからな」

「艦橋さえ潰してしまえば、あれは大和に見えませんからね」

「その作業ドローンは何体いるんだね」

「日本野鳥の会ではありませんが五十体ぐらいでしょうか」

「一体鹵獲したいね」

「それができればこの世界の欺瞞を暴けるでしょう」

「しかしそれは難しいか…」

「ミツバチの働きバチがいれば…」

「スズメバチの兵隊バチがいる…」


「でみなさんの協力がいるんです」

沈黙が支配した。

回線を切る者もいた。


「無理でしょうか…」

「そうだな、君の言を信じればこそだよ」

「甘いんでしょうかね」

「そんなことはない。

おまえさんが億万長者で

我々がプロの傭兵ならば成り立つ話さ」


この場は御開きの雰囲気がただよう中

「ちょっといいかね」

ハンドルネーム「ユキオンナ」が発言する。

「二ノ宮さん本人が撮影したといったけどこの編集の仕方はトーシロとは

おもえないできだねぇ」

「そうなんです、厳密には僕は立ち会っただけなんですが。この際だから

皆さんに紹介させていただきます。

毎朝新聞の相原和利さんです」

カメラがついた

「相原です編集は僕がしました。撮影は同僚の堀が撮りました」

「じつは撮影現場探していてジャストスポットに彼らがいたんです」

「僕は犯行当日に現場にいまして違和感を感じていたんです。

それで二ノ宮刑事にあってその違和感が確信に変わったんです。

それであの犯行声明と記者会見でしょう。

これは確証をつかもうと万博会場の怪しい場所をさがしていたんです」

相原は熱弁をふるいだした興奮すると早口になるが

「もちろん皆さんの許可なしに報道発表はいたしません」

「なるほどねぇ、では万博会場の全体、できれば俯瞰の映像あるかい」

「ありますこれです」

画像が切り替わった。ヘリコプターから撮影しているようだ。

「良く見えるねぇ、ドドメキあんた何か見えるかい」

「はいかぁさん」

「この子は画像解析のプロでね。およそ人間が目にするものはもちろん

紫外線、赤外線なんでもござれで本質がわかっていまうんだ」

「この円環の中からマイクロウェイブのようなものが発信されています。

電子レンジの加熱とは違うけど、太陽電池、ソーラパネルの受光器のような

ものがあれば電力を供給して無限に活動できるんじゃないかしら」

「さっきのドローンだけどキラキラしていなかったかい」

「そうか四面ほどソーラパネルにしておけば稼働時間の問題は解決する」

「リアリティラインが五段階のうち一段だけ現実に傾いたね」

「ヤタガラス、呪術の観点からなにかないかい」

「はい拙者、陰陽師の末裔でしてこのようなサークル、ストーンヘンジのような円環

おのずと意味を持ちます。中世の悪魔召喚の魔法陣、フリーメーソンの…」

「御託はいいから要件をのべな」

「きわめて魔術的、呪術的であります。この建材が木製と鑑みてドルイドの歴術も

取り入れているのではないかと」

「リアリティラインが五段階のうち一段戻っちまったじゃないか…

しかしね、我らの現実からいえばもうこれは確信犯なんだよ」

「そのベクトルとは」

「平安時代のリアリティさ」

「という事は…あやつらの理屈と我らの理屈はこの円環の中では拮抗すると…」

「我思うに勝算ありさ」

「喫茶店マスターに聞くよ、これは何に見えるね」

突然のフリにマスターは戸惑ったようだが

そこは生来の役者である。


「そうさなぁ…この「静寂の森」が黒目とすると…

「バックベアード」かい?」


「大当たりさね」

「なるほと、アメリカ産の妖怪にして西洋妖怪の元締めか…

そうなるとあの羽虫達はさしずめ「グレムリン」というところか」

「マスターここにブイアールゴーグルあるかい」

「もちろんeスポーツをしているからね」

「金次郎の旦那につけさせてみな」

「はいよ」

言われるままゴーグルをつけ端末に接続する。

とたんに世界が広がる。

この部屋に

遠野小雪

鈴木八咫

土留百代

が存在していた。

「久しぶりだね二ノ宮銀次郎」

「そういうカラクリか、つまりはこちらの術式でそちらの現実を手繰り寄せている

そういう訳か」

「そうさ今あんたは孫の目を通して我らを見ている。銀次郎と金次郎が同一人物で

同じ魂なら見えざる者が見えるのも道理さね」

「波長があうってやつだな、面白れぇ、でこれからどうする」

これを付けていると孫の金次郎の理屈が後退し先代の銀次郎の理屈が優先される

らしい。

幽霊が見える見えないも波長が合う合わないの理屈でかたずけられるようだ。

「是非もなし、今から殴り込みさね」


と突然この空間に紳士が一人現れた。


「鮫島…

啓次郎

弟のほうか?!」

「お初にお目にかかる。マスターとは再会というところかな」

見ると床の一部が割れており、そこからブレードの回転音、発光ダイオードの光で

疑似立体の鮫島啓次郎が投影されている。

音声は流石に個々の端末から聞こえてくるのだが…

「こんな手品でみなさんにお目にかかるのは恐縮だが、我々は今この現実のラインを尊重しているものですからお含みおき下さい」

「盗聴していたのか」

「であればこそ私みずから生身の肉体で以前ここに来た理由も納得いただけるかと」

「なるほどその時にこの装置と盗聴器を仕掛けたんだ」

「兄のアリバイ工作と一石二鳥でしょう」

「このタイミングで現れたのは話し合いが目的かい?」

「いかにも

このままだとみなさんと生身で妖怪大戦争をしなければいけない。

記者の方、あなた会社のヘリコプターをチャーターしようと思っているでしょう。

できませんよ…お金があっても上司が納得しないでしょう。

我々が先に忠告しますからね」

「卑怯だぞ」

「なにをおっしゃいます当方の施設に無断で空からいらっしゃるのはごめん被ると

事前に注意したまでのこと」

「別に荒事はしなくても正規のルートで取材を申し込めば断れないでしょう」

「残念ながらそうです。お断わりする理由もない。

ですが今この時、みなさんが行動を起こさなければ

我々には隠蔽する時間がたっぷりあります。

恥をかく覚悟がおありなら、どうぞ明日の営業時間にお越しください」

「つまりは今、時間稼ぎをしている訳か…

あんた未来が見えているんだろう。

我々がスカイダイブして強襲した場合の展開を聴かせてくれよ」

鮫島は一瞬思案したようだが

「ククク、だいぶ漫画みたいな展開ですよ。

ダイジェストでいいならお話させていただきます。

二ノ宮さんと相原さんがダイブします。

どこを目指すんですかねぇ…ヒントになるからぼやかします。

まあ川森君のパピリオンですかねぇ

安直にねぇ

セルが蜂の生態と酷似しているのならコントロールしている女王バチが

いるんじゃないかと思い付くわけです。

で戦艦大和に向かうと

中はセルですから立体の迷宮になっています。

映画の「キューブ」を

ご存知ですか?

あんな感じです。

毒ガスだったり、硫酸のスプレーだったり、回転ノコギリだったり

ゼラチンキューブだったり罠を回避したりするわけです。

ここでオリジナル要素

全部のセルを透明にする。

ここで並みの人間なら絶望する。

もう奥の奥まで踏み込んでしまったわけです。

引き返すのは遅すぎた。

そのしんどさも体験済みだ。

目的地を光り輝かせてもいい。

そこの頂にいくのにどれだけ苦労するか

身をもって知るわけです。

たどり着けたとしても帰り道がある。

そして再度絶望する事となる。

何故ってセルの迷宮は可動式ですから

それが動いているのを見せつけられるわけです。

覚えている帰り道はもうない…」


「ギブアップしますか?」

これがバッドエンドその一

だいたい百回やったら八十回はこのパターン


セルゲームじゃないパターンとして

立体映像でつくられた「みゃくみゃく」五十メートルと

「ソーラーパネル・ガンダム」を操縦して戦う!

お子様が大好きパターン

この場合、八咫さん

あなた特攻崩れでしょ

二ノ宮さんに憑依して操縦して

神風特攻するんです。

これがバッドエンドその二

あと十回がこのパターンでしたね。


あとは特殊エンディングがいくつか


アボットとコステロにつかまってレーザーブレードで首を切られたり

オープス!


ただの警備員につかまって警察に連行されたり

この場合は二ノ宮さんまた降格の危機です。


最後にありがちなんですが

パラシュートが開かなくって地面に激突というパターン。

できればこれは避けたい…


そして私どもか真面目に相手をしなくて

むなしく朝を迎えるという

真実のエンディング


どうです虚しいでしょう。

でもね、これが恐ろしいことに

バックベアードの中では起こりえるんです。

リアリティラインが限りなく「ない」んですよ。


だからね

通常のレーダー波を反射したり

数千人が簡易ゴーグルと無料ソフトをインストールするだけで

自分の携帯でヴァーチャルリアリティ万博を同時に体験できる。

そんなまやかしが通用するんです。

プルプル

二ノ宮警視の携帯が鳴った。

「二ノ宮です」

二ノ宮はスピーカーを最大に上げた。

「海上保安庁の秋武です。

ナディア号(ウクライナ語で希望)の甲板よりお伝えいたします。

本日22時15分

同号を戦略物資非該当証明書偽造の疑いで臨検いたしました。

目論見通り、攻撃型のドローンを多数押収いたしました」

「高火力レーザーの振動装置もですか」

「はい…今押収いたしました」

「それと‥

「二ノ宮君、召し取ったわ!」

赤い女海賊の扮装をしているであろう一浦が割り込んできた。

「アボットとコステロよ!」

「この一浦勇気をなめんなよ!!

ということよ。

現場からは以上です」

「すいません…お騒がせして…」

「なんの、なんの女刑事さんのボーディングパーティは見事なものでしたよ

若いやつらに見習わせたいくらいだ」

「まぁ元特殊警備隊の班長でしたから…とにかくありがとうございます」

「それには及びません。

情報提供、誠にありがとうございました。

御父上の二ノ宮本部長にはよろしくお伝え願います!」

「秋武さんですね…お伝えしておきます」

はぁとため息をついてから携帯を切る。

「ということです鮫島さん。あまり時間稼ぎになりませんでしたね」

回っている疑似立体映像に変化はないが…

「きみのほうが囮だったのか!」

その声はさきほどの冷静さはなかった。

「一浦さん言ってたじゃないですか単独行動しないと

敵は油断して寄ってこないと…

お兄さんの方が優秀だったのかな?」

「まあ長いペナントレースの一敗だ。くれてやるよ」

「三本勝負の一本目にしませんか…」


回転していたブレードが急回転した。

煙をあげて天井に突き刺さる。

「いたちの最後屁か…」

「まあ証拠隠滅するでしょうね」


「二ノ宮さん説明してくれる」

土留さんだ、惚れ直したかな

「みなさん奴らの最大のウィークポイントはなんだと思います?」

「生身の現実を突きつけられることだろう」

「そう、やつらの現実改変、リアリティバブルの能力は脅威です」

「まともにぶつかったら鮫島弟のいったとおりだな」

「ですがその行使は限定的なもので

円環の中だけ…バッグベアードの視線の中だけのものです。

その中で戦ったって、こっちの非現実と相手の非現実のぶつかり合い

良くて五分の勝負です。

ならば相手がその輪を解いて現実を受け入れる瞬間しか勝機がない」

「だがそれは相手の望んだ時だけだ。

まさか円環の一部を爆破するのか?

そんなテロ行為がこちらから出来るかよ」

相原がもっともな事をいう

犯罪者を捕まえるのに犯罪を犯すことになる。

二ノ宮はうなづく。

「今回は敵は尻に火がついていました。

なんとしてもセルの異常さを世間が知る前に証拠を隠滅しなければならない」

「だから川森の意向で作った戦艦大和を急いで崩さなければならない。

ぼくらが「空飛ぶ車」の発着場所と指摘したからなおさらです」

「でもね解体したセルをそのまま置きっぱなしにしておくわけにもいかない」

ここで二ノ宮は万博会場の平面図を画面に出した。

「大和は西側の円環の内海に浮かんでいます。ここにセルをどうやって

運んだんでしょう。トラックでしょうか?

非効率だ。

そうです。内海にかかる円環が一部開いて

コンテナ船を招き入れるのが一番簡単です」

アルファベットのオーがキューに変化した。

いや視力検査の欠けた輪になった。

この期間だけ万博は非日常じゃなくなる」

「でもそのタイミングがどうしてわかったの」

「僕と相原さんと堀カメラマンが現場を離れてここ摩耶山にみなさんに会う

瞬間が一番の好機です。ここを逃したら次はない」


「数多くあるコンテナ船のどれが動くのか…

まあ目星はついていましたけど」

「それがナディア号だった」

「海上保安庁の巡視船は円環の開口部が開ききるのを待ちました。

そして一艦がそれを塞ぐように突っ込んだ。

円環はもう閉まりません。

そしてナディア号に臨検にかけた。

乗り込み戦闘まで起こったのは意外でしたが…

そしてオマケでミハイル・ラスプーチン拉致殺害の実行犯を取り押さえた

ということです」


「ウクライナ船籍の船にロシア解放戦線のテロリストが乗っていたのか」

「アボットとコステロは元々はラスプーチンのボディガードでした。

一浦さんが鮫島兄に拉致られた時にやつらに取り押さえられましたから

人相風体は記憶に焼き付いています。

そして処刑ビデオの大男との酷似。

鮫島が自分の傍らに置くことはもうないし日本の陸地に置いておくのも

やばすぎる。

ならば外国船籍の船ぐらいしか潜伏場所はないでしょう」

「それこそ二人をいっそ殺しちまえばよかったのにな」

「それは難しいでしょうね。彼らは某国のエージェントですし

外国の犬の鮫島達にそこまでする覚悟はないでしょう」

「それにいざという時の捨て駒になる」

「はい、それが一番の心配の種で…」

そして二ノ宮は全員を見回した。

「ご安心ください。

警視庁六課はインターポールの嘱託機関でもあります。

こんな国際犯罪の時こそ真価を発揮します。

日本政府の干渉はゆるしません。

必ず公開された尋問で二人の実行犯の口を割らせて見せます。

僕でなくてもね」


「公安にトンビに油下さらわれるなよ」

相原は二ノ宮の胸を押した。この場にいたのか?

「相原さんすいません。事情が事情ですので撮影したデーターは預からさせて

いただきます」

「いいってことよ。そのかわりあんたと

威勢のいい女海賊と四葉澄子さんの独占インタビューさせてくれよ」

「匿名でお願いしますよ」

「ならばこれで一幕の幕引きだな」マスターが手打ちをした。

                            一旦の終劇

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