第6話 選択

朝腹が減って目が覚める。

もうここに来て3回目の朝だ

今日で手持ちの水分と食べ物は無くなる

こんな事になるならもっとお菓子やパンとか買っておけばよかったと思った。

そして今日ここからどうするか?

このまま歩いても疲れるだけだし

ここに居ても食べ物と水分が無くなるだけだし


ゆっくりと考える

すると(なんで俺がこんな目にあってるの?)

となにかわからない怒りが込み上げてきた………

でもその怒りもすぐに収まる。

ここでの選択がまさに生きるか死ぬかの分かれ道だからだ。


とりあえず歩く事にした。

ここに留まって居ても死を待つだけだし

悪い方向に考えてしまうからだ。

歩いている方が ただ単純に頭の中がクリアになる気がするし

そのうち誰かが助けてくれると思うし。

(そう淡い期待をしている自分がまだいる)

それとスマホにメモを残す事にする 今起きている出来事を忘れないように。

なぜかバッテリーは減らないどころか増えているし。

「不思議な事だらけだ。」


そして歩き出す。

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