概要

英雄はまだ、何処かで生きているのかもしれない。
英雄は、死んだ。

戦場の若獅子、或いは英雄――リディウス・ド・リッヒェルト。

彼の名を知らぬ者は、隣国――カールネン王国には居ない。かつて、英雄と崇められ、幾多の戦場を駆け抜けた勇将。その剛胆なる戦いぶり、獅子のごとき咆哮は、敵軍に恐怖を刻み込み、味方には勝利の希望をもたらした。

彼は死んだ。
戦場には――骸さえ残らなかった。


人々は噂する。

――英雄はまだ、何処かで生きているのではないか。と。


英雄の真実は歴史に埋もれ、噂だけが漂う――これは、自由を選んだ一人の女性が、過去の英雄の影を脱ぎ捨て、新たな人生を紡いだお話。
  • 完結済2
  • 6,767文字
  • 更新
  • @noche0727

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