第19話 選別されることが怖い
迷いながら高速を走り、家に近い方のパーキングにした。
いつもの場所ではなく、パーキングの入り口付近に車を停める。
私の方が全体を見渡せるように。
誰かから見られたり、写真を撮られるなんて嫌だ。
怖い。
彼から見たら私の乗っている軽自動車なんて、どうでもいい車のうちの一つなはず。
でも、どうでもいいと選別されることが怖い。
もちろん、この軽自動車は特別にいいと思われるのはもっと気持ちが悪い。
シートを倒す。
いつものタオルを探すけれど、バレーの荷物の中にはなく、仕方なく未使用の別のタオルを目の上に乗せる。
外は18時を過ぎたというのにまだ明るくて、絶対に眠れない。
眠れないのだったらパーキングにいる意味がない。
かと言って、真っ直ぐに家へ帰っても誰もいない。
するべきことは、なくはない。
洗濯や掃除。
でも、それをやったからといって、喜んでくれる人はいない。
元々、母である私がやるのが当然と思っていたこども達だから、喜びはしなかったけれど。
頭に靄がかかってきた気がして、見られている可能性gあっても眠れるんだと思ったときにはすでに眠っていた。
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