チャイム

ﾁｬｲﾑ

悩みのなか鳥の声聴こえる...やわらかくその陽は注ぎ　いつか聞いた始業告げるチャイムの音...美しい日々彩るのは小さな小さな出来事の数々...鳥は羽ばたき空を舞う

鐘の音響いた気がした...

目を閉じてごらん

世界かんじてごらん

空気を地熱を...

くぐもる声で何かを叫ぶ

太陽を冷気を...

目を閉じてごらん

手を翳してごらん

この世界のありとあらゆる生命の息吹きを...

目を閉じてごらん目を...

そうして静かにソノヒトミヲ...

生まれたての気持ちにふんわりフリルをつける...

飾るというより

記憶の奥のやわらかなイメージに...こんな気持ちあったなと小さく頷くボクがいる...

真っ白な頁綴ってゆく気持ちたち...今日というひのめぐみに心からの感謝しながら

過ぎ去りし

愛しき日々よ

響き渡る

懐かしき声よ

愛とは何かを

教えてくれた

夢の橋を渡る途中で

時としてそれは

心を、揺さぶる

時としてそれは

やわらかに

心を、包む

過ぎ去りし

愛しき日々よ

懐かしき

あぁ

ただ胸を熱くする