第13話

学校が終わって家に着いた後、翔くんに電話をかけた。


「翔くん!」

『優。久しぶり。』

「うん!久しぶり!翔くんはお友達いっぱいできた!?」

『友達…?』

「うん!」

『あー、あんまり?』

「そうなの?」

『そーだよ。で、優は?友達』

「今日はね、それを話したくて電話したの!実は今日1人目できたよ!」

『へー、おめでとー。』

「うん!1人じゃなくなった!翔くんも1人くらいはできた??」

『まー、1人くらいは』

「そっか!よかった!また電話するね!」

『うん。また。」



翔くんも1人じゃないならよかった。

いつか会ってみたいな。翔くんのお友達にも。


そんなことを考えながら時間は過ぎて行くのだった。

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