第39話
「ふふ、だよね。そうなるよね。」
隣に居た美咲先生は笑いながら教えてくれた。
「梨子先生は、まだ1年たってないし分からなかったよね。林原さんの御宅のパーティーが盛んになるのが冬からのよ。クリスマスパーティー、1月仕事始めに新年パーティー、2月に旬君のバースデー…って感じに続くのよ。年末パーティーもあるらしいんだけど、さすがにそれは誘われないけどね。大晦日だから。」
「そうなんですね。」
呆気にとられてると…
「そうなのよ。だからね、本当は園長の私が断れば良いんだけど、中々…あのくらいの大きい権力があるご家庭だと…ごめんなさいね、怖気づいちゃって…。先生達の予定もあるのに…」
園長は申し訳なさそうに謝る。
「でも、今回、園長が人数減らすことは言ったんですか?」
ベテラン先生の一人が園長に問いかける。
「ええ、そしたら意外にもすんなり了承してくれたわ。」
他の先生方はがっかりする人も居れば、プライベートの時間を裂いてまで行くのが嫌だった先生も居たので肩の荷が降りて楽になった先生も居たようだ。
その話がおわり、ようやく解散となった。
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