第38話
私が初出勤した日から林原旬君の事は最初に教えられた。
『林原旬君の接し方には注意して』
確かに、支援金があって成り立ってる部分も沢山ある。
ご要望には応じないとだよね…。
初日に大人の裏の部分を見てしまったような複雑な気持ちになったのを思い出した。
「…。ただ、いつまでも職員全員で行くのは続けたくないの。それに旬君の家のお誘いはクリスマスパーティーだけじゃないでしょ?新年パーティーや、旬君のバースデーパーティー…。皆さんで一緒に行ったでしょ。流石に旬君が卒園するまで、これを全て職員全員参加にするのも…」
「え!そんなに?」
私はうっかり思ったことを口に出してしまっていた。
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