第34話

「あ、梨子先生、今度食事でもどうかな?」



旬君が他の先生とお帰りの準備をしている間に旬君パパは、私に話しかけてきた。



「え…食事ですか?」



突然の誘いに戸惑ってると…




「いや!ゴメン!誤解する言い方してしまったね!他の先生達もお誘いするよ。妻がさ、梨子先生にはお世話になってるから、是非って…。いやね、うちね毎年クリスマスパーティーをやるんだけど、そこに梨子先生も招待したいって言っててさ。」



…そっか、そういう事なら大丈夫だよね。



「あ、はい、是非。」



「あー良かった。毎年、ここの幼稚園の先生にも来てもらってたから、また皆さんで来て欲しいな。私からも近日中にお誘いしておきますね。」



「ありがとうございます!」




周りの人を良くみて、謙虚な心をもってるから社長が努まるんだろうな…



そんな話しをしてると、旬君の準備が終わり

「さようなら。」と挨拶をして、旬君と旬君パパは帰っていった。

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