第3話

ピンポーン






「…」






ピンポーン









「ぅるさ…誰よ…人が昼寝してんのに…」






昨日の疲れがまだ取れない私は重い腰を上げながら、ヨタヨタと玄関に向かう。





このマンションで一人暮らしをしてから

早3年。


このマンションはオートロック式で、部屋のインターフォンを鳴らせるのは、共有玄関のロックを開けて入ってきた人か、開けてもらって入ってきた人…



或は…



このマンションの住民だ。

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