第2話 小学生時代
幼稚園を卒園した私は、同じ県の田舎に引っ越しをして、小学校に入学しました。幼稚園の頃の親友との交流が立たれたのもそれが原因です。今のところ、小学校1・2年生は私が一番戻りたい時期です。今ならもっとうまくやれそうで、幼稚園入園前とはまた違った、今(中学3年生)に似たいろんな人とかかわりあえる幸せがそこにありました。友達を作って(よくそんなに人見知りせず積極的に仲良くなろうとしたものですよ。コミュ障の今なら絶対にできない芸当です。)、一緒に遊んで、授業も遊びみたいに、毎日毎日楽しかった。何も問題なかった。ある時を除いては...
あれは中庭の木々が葉を広げ、虫取りに夢中になっていた1年生の夏、私は罪を犯したのです。学校にはボロボロの本当に小さな百葉箱があったのですが、あろうことかそれが百葉箱と分からず、友達と一緒に蹴り飛ばして壊してしまったのです。もちろんすぐに先生に見つかり、友達と一緒に教頭先生に滅茶苦茶怒られました。今でも友達と学校には申し訳ないと思っています。(でも、おかげで百葉箱は最新のものになったので結果オーライですね笑)
2年生の時、先生(以下M先生と...幼稚園のM先生とイニシャルがかぶってしまいました。どうしましょう。うーん...よし、思いつかない! 以下M先生とします)が、進級記念として、M先生の顔を生徒に描かせたのです。これだけでもおかしい話ですが、M先生は、なんと生徒にM先生の顔を触らせました。どういうつもりだったのでしょうか...汗。 案の定、一人の生徒がそれを嫌がり、M先生はその子を厳しくしかりつけました。「失礼でしょ!」、と。M先生はすっかり変人認定されました。いえ、もともと変人とは思われていましたが、まあM先生はというとそれには気づいていない様子でした。M先生は一体何者だったのか...?
続いて、3年生の時、これは... 本当に何にも起きませんでしたね。強いて言うなら先生(以下T先生という)が理科の実験で虫メガネで黒い紙を熱するのは危ないから、やらせてくれなかったことでしょうか。本当に平凡でした。一番思い出が薄ーいです。
そして4年生、4年生では放課後教室で友達とよく遊びました。このころは小学校生活6年間で5年生と合わせ最も楽しかった時です。でもですよ、このころも正直それ以外覚えていません。なので!
次! 5年生! 5年生は4年生の時と同様、放課後教室で友達と遊んだことが思い出ですが、教頭先生とも遊んだ点が違います。具体的にどんな遊びをしたかというと、「~へんの漢字」など特定の部首の漢字を誰が一番書けるかを勝負しました。無論、教頭先生は手加減してくれましたけどね。今になったらわかります。
また、5年生の時の担任、A先生は私のことをいたく気に入っていて今でもそれは変わらずです。そのおかげで弟も気に入られているので、それはなりよりです。5年生の時は、楽しいことしかありませんでした。
そして最後は6年生。6年生の時は...担任のY先生が放課後教室で遊ぶことを許さず、あくまでも仕事として先生をやっているような人だったので、ところどころボロが出ていました。たとえば、とても寡黙な生徒を一人で授業参観の時に発表させたり(助けてあげたいと思うくらいかわいそうでした。)、卒業アルバムにランキングを作ったり(どのランキングにも入らなかったらその子の両親はどう思うことか...あ、自分はランキングに入っていましたよ?)、懇談の時の評価と、通知表の評価が食い違っていたりと、考えれば考えるほど、適当に先生やってるんだなと思ってきます。そのせいで、生徒が暴走して、学級崩壊というか、生徒がクラスを自治しちゃってました。私もその時が一番荒れてたと思います。ま、卒アルのランキングの件は私が百葉箱をぶっ壊した件の旧教頭先生=現校長先生にこっぴどく叱責されたようですが笑。
小学生時代は、楽しかったと思います。楽しかった順で行くと、5年→4年→1年→2年→6年→3年ですね。3年が一番楽しくなかったというか、何にもなかったというのが最下位の理由です。幸せ度でいうと、1年→2年→5年→4年→6年→3年です。またもや3年が最下位ですが理由は同じです。低学年が一番幸せだったのは、習い事も、大した宿題もなく、後は単純に低年齢だったからですね。思い出は美化されますし、あの頃は純粋で、素直でしたから。
次の更新予定
3週ごと 日・土 22:30 予定は変更される可能性があります
思い出書き 一個人 @reality_in_its_own_right
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