圧倒的な世界観、これはご馳走だー!
- ★★★ Excellent!!!
「神」と「陰陽師」という題材で、ここまで詰め込んでくるのか・・・!?と驚かされました。
ただの退魔ものに収まらず、“第三次神人大戦”という巨大な架空史にまず圧倒されます。
そこに安倍道満や日本武尊といった伝承の名前を放り込んでくるあたり、「この人分かってる人だー!!」って感じますし、
何よりそれが飾りじゃなくて、ちゃんと因縁として物語の流れに噛んできます。
霊力と神力、それぞれの扱い方も丁寧で、「神力リンク」「契約式による霊術変換」あたりの用語が、“見せかけの小道具”になっていません。
これらを物語の中でちゃんと運用し、会話・行動の中で、意味を持って動いてるところに文章力を感じるだけでなく、読み手の好奇心を逃がしません!
情報量はとても多いのですが、それを上回る勢いと熱量があり、「今この世界で、何が起こっているのか」っていう根本的な興味にハートを掴まれます。
そんな中でも、登場キャラたちの感情はとってもリアルで。
契約の重みだったり、過去の喪失だったり――そういう“人間味”が、ちゃんと設定に支えられて内包されてます。
そんな“設定で世界を動かして、感情を揺らしてる”壮大な物語です!!!