第36話 バニスの恋人①
「おば……いえお姉さまたち、少しハデル様を借りて宜しいでしょうか?」
主殿というのが堅苦しく感じたのでハデルと呼んで貰おうと思ったのだが、ルミナスさんとナルミーさんが『様』をつけさせなさいと譲らなかったのでハデル様と呼ぶ事になった。
絶対、おばさん扱いされたのが尾を引いていると思う。
「いま、おばさんと言おうとしたのかしら?」
「おばさんと言いそうになったよな?」
「あはははっ、そんな事ありませんよ! お姉さん、お姉さんです! それではハデル様を借りていきますね!」
「此処じゃ駄目なのか?」
「男同士の話しです! ハデル様お願い致します」
「頑張って贄を用意してくれるから助かっているし、話くらい聞いてあげるよ」
「ありがとうございます」
家から外に出た場所でバニスから話を聞く事にした。
◆◆◆
「それでバニス、俺になにかよう?」
「ハデル様、ハデル様は毎晩のようにそのおば、いえお姉さんたちと激しい生活を送っているじゃないですか?」
確かに、一緒の家に棲んでいるんだから、そりゃ解るよな。
ちなみに体にバニスも入れる事は出来るがなんとなく嫌なので入れていない。
「ははっ! まぁね」
「それで私も女が欲しいのです! 独り身は辛いので……」
「聞くまでもないと思うけど、どんなタイプが好みなのかな?」
「ええっ、それは勿論14歳以下でお願いしたい! 胸が小さくて背が低ければなお良し! です!」
本当にロリコンなんだな。
「いや、子供とエッチな事するのは俺的にはちょっと……」
「イエスロリータノータッチです! 絶対に手を出しません!」
「本当に?」
俺はバニスの目を覗き込んだ。
これは……英雄だけあって悪い事はしそうに無いな。
「そういえば、バニスは容姿が幼ければ問題は無いのか?」
「それはどう言う意味ですかな?」
「例えばエルフとか100歳で子供だろう、そういうのは行けるのかな?」
「ははっ、勿論行けます! ずうっと子供の姿が続くなんて最高です!」
「そう……それじゃちょっと行こうか?」
「どこにですかな? あっ、もしかして奴隷商とか?」
まぁ、普通に考えて大人が子供とつき合うのを許す親は居ないよな。
そう考えたら奴隷一択になるんだけど、俺には冥界王の短剣がある。
「いや、ちょっと離れた場所の墓地だ」
「墓地ですか?」
「ああっ」
この世界のお墓は個人墓。
1人に一個お墓を建てる。
だからSINCE ○○年~〇〇年という感じに生まれてから何歳で死んだか書かれている。
幼くして死んだ少女のお墓を見つけ蘇せるのも良いかも知れない。
まぁ、探してのお楽しみだな。
◆◆◆
「墓地に来てどうしたのですか?」
「バニスの時の様に蘇らせてみようかとい思うんだ。 若くして亡くなった女の子なら問題ないだろう?」
「若ければ良いってわけじゃないですよ! お墓じゃ容姿迄解らないじゃないですか?」
「なるほど」
言われてみればそうだな。
そうしたら、もうピンポイントで探すしかないな。
これで見つからなかった場合の保険は無くなった。
自分が知っているゲームキャラクターのお墓でロリがいないかな?
「蘇らしてみて可愛くなかったら私、嫌ですよ!」
「まぁ良い、此処まで来たんだ、見て回ろう」
「え~! ちゃんとした奴隷を買って下さい」
「見て回ってからな」
ゲームのヒロインキャラなら文句はないだろう。
そう思って探す事2時間半。
お目当てのお墓はあった。
『リリアナ、リリリカ リリア、カーミュラ』
吸血鬼になり、その結果処刑された女の子。
確か11歳。
うん、これならいけるんじゃないかな?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます