輪廻

 「やぁ、ごうやんQRの中へようこそ」

 そういうと死虚はごうやんに席に座るように促す


 ごうやんが席に座るのを確認した死虚は口を開く

 「改めてにはなるが自己紹介させていただこう―――――――私は希薄・・・・QRの0番目の人格・・・・・原初の人格だ」

 「0番目・・・?じゃぁ、今のQRは・・・?」

 ごうやんは衝撃を受けながらも希薄に問う


 「はて・・・・ww何番目の人格だったかな?生まれたのは数00年前くらいだったかな?」

 希薄は人ごとかのように続ける


 「これまでいくつもの人格が生まれて死んでいったが、彼は面白くてね―――自分を本体にしてしまったからね」

 「なんでそんな事が起こったんだ・・・?」

 ごうやんが問いかける



 「彼は一種の防衛反応でしかなかったんだがね・・・時期が悪かったようでね空っぽに蓋をする形で張り付いてしまってね」

 「そうだよ」

 !?


 ごうやんは驚きながら後ろを向くとそこにはQRが立っていた

 「Qさん!!」


 「おっと、触れないほうがいいよ――――彼はほんとうの意味で空っぽだから・・・引きずり込まれるよ」

 「空っぽ・・・?」

 そう言ってごうやんは改めてQRを見る

 

 「ヒッ・・・」

 QRの目には何も映っていなかった


 「彼はただどの環境にも適応するために生まれた存在・・・何も目に映さず、耳に入れないQRの顔をしてるだけの被膜だよ」


 「本物のQさんは・・・?どこに・・・・?」

 ごうやんは気が変になりそうになるのをこらえながら希薄に問いかける


 「いないよ・・・・」

 「いない・・・?」


 「正確にはいられなくなった・・・かな?」


 「脆い人格だったからね・・・自我が保てなくなって沼に落ちていったよ――――まぁ、今なら救い出せるかもしれないけど・・・・その場合リセットをしないといけないね」

 「リセット・・・?」

 ごうやんは首をかしげる



 「彼は人格の不和で幾度も災厄を起こしてる・・・お陰で1つの国を別次元に送ちゃったりもしたからね・・・」

 「・・・・・・」


 「彼は人格を変えながら不死鳥になった・・・・輪廻を無視した存在だ―――――そして彼自体が輪廻の輪から存在を容認されない・・・・存在するには輪廻を巻き戻し認められるようになる必要がある・・・」

 「どうする・・・?輪廻をやり直すかい?」

 そう言って希薄は一つの輪を出す

 「どんな行く末になるかはわからないがね・・・・」


 「・・・・・・・・」

 ごうやんは輪に手をかざす




 輪廻はまた戻される

 

 


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