BLなんてやってられない!

@T0KI0

第1話 君との出逢い

幼い頃から恋愛とは無縁の僕。

中学はもちろん高校でも彼女は出来ずそのまま歳を取り早21歳。

高校卒業後、地元の本屋に就職。同じような日を過ごす毎日。僕は生まれてずっとこうだった。君に出逢うまでは。


初夏の朝、僕はいつも通り自転車で出勤していた。その中突如鳴り響く銃声。僕は何が起こったのか分からなかった。だが悲鳴とともに銃声が近付いてくるのが分かった。

僕は何故か悲鳴と銃声の方へ行った。

意思ではなく本能で。

スーツ姿の女性が撃たれて倒れていた。

女性はまだ意識があった。何があったのか聞こうとしたが僕は恐怖で固まった。

鳴り止まぬ悲鳴、銃声。恐怖で意識が朦朧としていた。その時、若い女性が「助けて!誰か!」と叫びながら走ってきた。その瞬間僕の目の前で射撃された。僕は死を悟った。

しかし、倒れている女性が最期に「shovelの仕業よ、私はもう動けない、はやく…逃げろ…」と言って意識を失った。

その瞬間、僕の目の前に現れた謎の男。

彼は僕の腕を引き路地裏に隠れた。

彼は言った。「shovelと言う過激派組織がこの街を突如襲来している。俺はこの組織を訳あって追っていた。まぁとにかく今は俺について来い。お前は俺が守る。」と。

そして彼は僕にキスした。


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