第17話

核保有のリアリティとダイフク


ダイフク「福岡の中層域では、古典部族や、熊襲のブレーン団体に、5大都市の座を譲るべきという会話さえ出てる。」


「そんなに、国家機密って大切かな?」


ダイフク「アメリカやロシアに負けない事が大切な訳じゃない。もっと漠然とした、下剋上を回避したいんだよ。」


「私は、今の中層域の暮らしが好きだわ。」


ダイフク「君は、かつて、国家機密を暴く政党に所属していて、核保有さえ国会に持ち込もうとしたのに。」


「正直に言うわ。私、九州のバリアや中層域の司法に関しては、まるでアマチュアなの。だから、九州で、大切な人がマスコミやSNSに叩かれても、助け出せない。業務上過失致死でも、助け出せない。それって、核保有論より難しいジレンマだわ。」


ダイフク「俺は薩摩藩や熊襲に負けない。ただそれだけだよ。」

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