あとがきと補足

 まーたラヴェルかい!と思いましたね?

好きなんです。ラヴェルが。ただ「時の記憶は〜」に比べると今回はまた違った雰囲気でしたね。



それはさておき、今回の想像元は、「鏡」から「道化師の朝の歌」です。

そのまんまやないかーい!

ですね!


これは結構昔に作ったものです。


演奏自体は、人前で弾いた一回目が学生時代の授業の課題。二回目は卒業後、家に電子ピアノしかなく、一日15分練習のみと月1回の生ピアノ練習だけでどこまでいけるかを試したコンクール参加(長い)。これは二回目の時に向き合っていた頃に書いたんだと思われます。なので、ちゃんと弾きこんでレッスンで見てもらった曲ですね。コンクールは、わりと良い成績をいただいた気がする。


スペイン感あふれる曲で、「鏡」の中でも、この曲だけがスペイン語でタイトルがつけられています。フラメンコギターの音と、情熱あふれる感じと、



中間部は絶対二日酔い感。



これは私の勝手な想像です。中間部の気怠い感じが酒臭いし、ちょっといかがわしさもあるような、で。いや、普通にフラメンコの歌い方なのかもしれないけど、それだけじゃない気がして。呑むじゃないですか、スペインって。ワインが水じゃないですか、あの国は。



まぁでも祭りだからね? 酔っ払いながら、迎え酒しながらとことん弾けるっていうのがお祭りですから。そういう感じにしました。基本アルコールが入ってる曲だと思っています。勝手な解釈です。



弾く方の話も少し。


はっきり言って難曲。鬼のような連打とか、寒い日は辛いグリッサンド祭りとか。どこまで弾いたか分からなくなる左手の和音の回数とか。音が少ないくせに弾くのが難しくて(間違いがすぐバレるから)発狂するとか。色々ある中で音色をキメていくのが大変な曲であります。体力も要る。好きなんですけどね……大変です。


とはいえ、ぱーーーーん! と、いい感じの音がはまるとなかなかの爽快感で、青空に眩しい太陽キターー! となります。


この曲は、本人編曲のオーケストラ版もあります。カスタネットの音がスペイン感を更に盛り上げてくれますよ。



是非聞いてみてくださいね。

ラローチャさん(スペインのピアニスト)のyoutube音源でまずはどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=2upEuqpqA6M


それではまた!




あかつき りおま






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カルナバルの道化師は暁に唄う あかつきりおま @rioma-a

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