不良だらけの高校で、私は『アリス』になった。

紫陽_凛

プロローグ

――誰からも愛される女の子になりますように。


 そう願いをこめて「彼女」は父に「アリス」と名付けられました。


 アリスはとくべつな女の子として育てられ、


 たっぷりの愛情を受けて生きてきて、




 そして失ってから気づくのです。



 わたしはもう特別な女の子じゃない。


 わたしはもはや、誰の特別でもない。


 わたしを特別にしていたのは、


 他でもない、


 死んでしまった、


 もういないお父さんだったのです。



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