第2話
今日は次女の通院日
保育園は休み、朝はゆっくりと起きれる日
長女も一緒にお休みし、病院に付き添ってもらう事にした。
めんどくさがりな私の娘に生まれたばかりに長女よすまぬ。
と心の中で謝る
病院に行く前の部屋は散らかりまくりで
帰宅したら片付けが待っていると思うとかなり憂鬱になる
生理2日目は気持ちも体調も著しく低下している
生理なんてこの世から消えたらいいのにとため息が出る
病院で大人しくできない娘達に静かにしなくちゃだめでしょと何百回言ったかわからない注意をする
次女の手術が決まり説明を受けている間心臓がバクバクしていた。
長女が喋りそうになるのを止めて先生の話を聞く
手術をするのが正解なのか不安になる自分を必死に押し殺す。
臍帯ヘルニア、いわゆる出臍を治す手術。
大したことないと思われるかもしれない、でも子供が入院し手術する、それがどんなに簡単な手術だとしても親は皆苦しくて辛くて不安で変われたらと思わずにはいられない。
長女が知ってか知らずか腕に抱きついてくる
一瞬の安らぎを感じたあと
またいいようのない不安とどうにもならないしんどさに襲われる
私は今2人に優しくできてるだろうか
ついつい厳しくなっていないだろか
さっきだって先生の話を聞く為に長女の口に手を当ててしまった
心に余裕がないと子供に厳しくなってしまう自分が嫌になる
病院の用事を全て終えて帰る
大好きだよと髪を撫でて抱きしめる
幸せそうに笑ってくれる娘達に私は救われた
愛とは何かしら @makeinunotooboe
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