20話 リスキー・ザ・リフト
【???】「ゲームスタート」
「ドゴゴゴゴ」
【レギウス】「なんだ!?揺れてる?」
【???2】「せっかくだからゲームをしようか」
【レギウス】「誰だテメェ!!」
【???2】「俺はアークス・ワインド…君たちがあの島に行かせないようにする為に阻止しに来た」
【レギウス】「ふざけんな!!」
【アークス】「ふっふっ…ふざけてるワケねぇだろうがあああ!!まずはお前から殺す…リスキーリフト!!」
「ガガガガ」
【レギウス】「ぐぅっ!(リフトが揺れてる…やべぇ…)」
【アークス】「おいストーム・インパクト」
【ストーム】「どうした?アークス」
【アークス】「お前のゲームスタートでまだ俺の魔法を強化してほしい…それと奴らにあの魔法を」
【ストーム】「わかったぜ…ダイバードゥームズ!!」
「ドドドド」
【ユーク】「ぐっ………なんだ………この感覚…」
ストームのダイバードゥームズは空中で落下してるような感覚を相手に伝えさせる魔法
もう一つの魔法であるゲームスタートは
15分海上で座禅を組むことで力を蓄える事が可能
触れた人間の魔法を強化し1度発動すると次の日になるまで効果が続行する魔法だ
相方のアークスはリスキーリフトという魔法がある
詳細は相手を強制的にリフトに乗らせる魔法でありリフトから降りた人間を奈落へ突き落とす魔法だ
そしてもう一つの魔法である触れる迷彩の手(タッチ・ザ・ハイド)は触れた者を透明にする魔法だ
ユークらがリフトに乗る前から透明になり魔法ゲームスタートの力を蓄えるまで待機していたのだった
【ユーク】「クラッシャ………ぐ…(空中に落ちてる感覚…今とてつもなくGを感じてる気がする…魔法を発動させる余裕なんかない)」
【トストン】「石積みィッ!!」
「ドォンッ!!」
【アークス】「クソガキがぁぁぁ!!石を積むのをやめろぉぉぉ!!」
【トストン】「嫌だね…この場で全員死ぬんだ!!」
【アークス】「やめろおおお!!」
【レギウス】「おいっ…お前…全員巻き込むなよ…」
【トストン】「アークス!!お前らが僕たちに何もしないなら石を積むのをやめる!!でももし危害をこれ以上加えるなら…また積んでやる!!」
【アークス】「(こ、コイツ…イカれてるのか?石を積む魔法…一見脅威じゃないが…リフト内で出されると圧迫される…外に逃げても重量オーバーでレールが壊れる…俺は…詰んでるのか
?)」
【ストーム】「ダイバードゥー…」
【アークス】「やめろストーム!従う…頼むからその石を積むのをやめてくれ…」
【トストン】「わかった」
【アークス】「(あのガキがバカで助かった…よし…リフトが到着地点に近づいてきたら…やるか)おいストーム…攻撃をやめておこう…」
【ストーム】「アークステメェ…」
【アークス】「考えがある」
【ストーム】「ほう…とっておきの物を頼むぜ?アークス」
【アークス】「良いだろう…それと…リスキーリフト解除…」
【ストーム】「ダイバードゥームズ解除…で…考えというのはなんだ?大体想像付くが」
リフトに乗って25分
島まで残り15分となった
【シリウス】「大丈夫ですか?ユークくん…」
【ユーク】「大したことねぇよ…あの時に比べれば」
【シリウス】「…」
【ユーク】「恐らくあのアークスなんとかみたいな奴らはまた攻撃するだろう」
【シリウス】「どうしてそう思うんですか?」
【ユーク】「脅しで立ち去るほど柔じゃないだろう…アイツら…頭は悪いが賢い」
【シリウス】「ど、どういう?」
【ユーク】「ズル賢い…そういう意味だ…特に戦略なら賢さは随一をいくだろう…オーラ量も圧倒的だ」
【シリウス】「並大抵の人間が持つオーラじゃありませんね…もしかして何かしらの組織が…」
【ユーク】「7星…か…組織と言ったらそのぐらいしかないな…」
【シリウス】「はぁ…あの7星が絡むなんてありえません…あの島には骨がある…特別な骨が」
【ユーク】「骨?(そういえばエイレナが言ってたな)…」
【シリウス】「えぇ…呪骨の事です…それを校長先生が奪われないよう取り返せ…と」
【ユーク】「骨争奪戦…(てか…コイツらと会ってから今までエイレナ反応してないな…どうしてだ?場所を聞いても教えられないの一言だけ…アイツはどこに…)」
【シリウス】「呪解の槍…そうそう…思い出しました…ユークくん…持ってましたよね?」
【ユーク】「持ってるって言うか…なんというか」
【シリウス】「その槍を魔法使いに突き刺せば魔法を解除出来ます…特に呪いによって生まれた魔法…」
【ユーク】「おい」
【シリウス】「え?」
【ユーク】「その槍は俺が持つ…それと2度と呪いで生まれた魔法を語るな…約束だぞ?」
【シリウス】「ど…どうしたんですか…」
【ユーク】「約束…わかったか?」
【シリウス】「は…はい………(どうしたんだろう…急に殺意をむき出しにして…カルシウム足りてないのかな…)」
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