死にゲーの神と呼ばれた俺はソウルライクな世界も生き残れるはず!

素直 氷華

第1章 チュートリアル

0.異邦人

 ーーーー迷宮第6階層ーーーー

 ーーー死と痛みの広間の入り口前ーーー


 俺達は今日、命をかけてここに来た。

 広間の扉を開ける前に振返り、これまで一緒に戦ってきた仲間達の顔を見た。


「メノウ、セブン、シリウス、フィオーナ。みんな今日まで一緒に来てくれてありがとう」


「何言っているんですか。今まで1番頑張ってきたのはナイトさんじゃないですか!」


「まあ、フィオは迷宮のお宝目当てだからコン!終わったら報酬を頂くコン!」


「……がめつい……」


「シリウス!何か言ったコン!?」


 いつものやり取り。危険の連続だったが、それも今懐かしく思える。あと数時間後にはどんな形であれ、全てが終わる。


 俺は今日、【元の世界に戻るため】命をかけてここに来た。

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