ダミーネーター

鷹山トシキ

第1話 万博の果て、鋼鉄の空へ

 中国の博士(信長的な存在)ターミネーターの偽物作り、1960年代にタイムスリップ。親の敵を打つ。 

 部下、派遣社員(秀吉的な存在)、ダミーネーターを受け継ぐ。

①日本、②アメリカ、③中国、④敵国、⑤妄想SF(SF用語)、⑥タイムスリップ(台湾女性、⑤の主人公と恋愛)

 

 主人公は、“どこにでもいる男”成田三郎(40)。

 職を転々としながらも生き延びる男が、戦争と巨大陰謀の渦に巻き込まれていく。



---

 2025年4月、大阪夢洲ゆめしま

大阪万博が華やかに幕を開けた。だが、その裏で、日中関係は過去最悪の緊張状態にあった。


 会場の地下には、かつて旧帝国陸軍が残した「時空実験装置」が眠っていた。

 中国はそれを“奪取”すべく、万博に潜入部隊を送り込んでいた。


 そして——その現場で警備バイトに入っていたのが、成田三郎。


「まーた派遣先変わったんすか?」「夢洲って埋立地ちゃうんかい」「俺、機械音痴やで?」


 薄給・移動・無茶なシフト。三郎は冗談まじりに愚痴をこぼしていた。

 だが、その日彼が巡回中に迷い込んだ「パビリオン地下施設」で、すべては変わった。


 巨大な球体——時空重力制御装置。

 そして、それを起動しようとする中国特殊部隊・第七機構の姿。


「何してるんですか、そこ……あ、やばいやつっすね?」


 次の瞬間、爆発。

 三郎は重力の歪みに飲まれ、気がつくと——彼の身体には“量子装甲”が装着されていた。


「……え、これ、着ぐるみ? うわ、指が浮いてる……」


 装置の誤作動により、三郎の肉体は「時空適応体」として再構成されていた。

 彼は、“非戦闘員”から、“人間量子兵器”となってしまったのだ。



---


 **中国機械師団「紫電」**が夢洲を強襲する。

 鉄骨の雨、ドローンの嵐、空中浮遊型のパビリオンが撃墜されていく。

 自衛隊の特殊部隊「和魂部隊」が出撃するが、戦況は劣勢。


 だがその中を、ひとりの男が走る。

 コンビニ靴、コンビニ飯、そして量子スーツ。


「成田三郎、派遣社員!ただいま緊急参戦中!!」


 量子のスーツが放つ光線が、敵の無人兵器を切り裂く。

 全方位に展開する防壁。時空を跳ぶダッシュ。

 その動きはもはや、人間ではなかった。


「お前が……“未来に選ばれた器”か」


 空に現れる巨大な投影映像。そこに映るのは、あの男——ルシファー。

 彼は今回の戦争の“影の首謀者”だった。


「夢洲に眠る時空装置。それこそが、人類の進化を決める。“誰が未来を支配するか”……その戦いだ!」


 三郎は叫ぶ。


「いや、俺ただの派遣やねんて!誰か代わってやー!!」


 しかし、彼の体内に眠る“旧帝国の兵器遺伝子”が、ついに覚醒する——。



---


次章予告:

「京阪神クライシス」

 成田三郎、地下鉄御堂筋線で戦う!

 京都から転送された“時間兵士”と大阪城で激突!?

 ルシファーの正体、そして“未来を選ぶ鍵”とは――!



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る