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冒険者たちのぽかぽか酒場

第1話 通販などでおなじみ、「お電話はお早めに!」「今なら…」ある、ある。その売り方、「ダークパターン」って言ってね…

   (いみエモ話)

 意味がわかると、エモイ話。

 あなたは、この話の意味がわかりますか?

    ☆

「残りわずか!」

 「お電話はお早めに!」

 「今なら、お試し期間です!」

 じらして買わせる、通販などでおなじみの「ダークパターン」という売り方だ。

 「あ、まちがえて買っちゃった!よく考えたら、買う必要はなかった?どうしよう…」

 注文したあとで、不安。

 そして、イラッ。

 「私、だまされた?」

 いや、いや…。

 「ダークパターン」の売り方すべてに、悪意が込められているわけじゃない。

 ホワイトとはいえないけれど、ブラックでもない売り方なので、冷静に。

 日本では、法律的に取り締まる売り方にはなっていない。

 とはいえ、やっぱりイラッ?

 「初回だけ無料だと、思っていたのに!」

 「小さく書かれた注意書きに、気付かなかった!」

 「 1回だけビスケットの袋を買ったつもりなのに、定期購入になっていた!」

 それは、すでに「定期購入(や購読)」や「セット申し込み」にチェックが入れられていたからでしょ。

 気付かずに購入ボタンを押せば、定期購入になってしまう。

 「どこからどこまでがダークパターンか、わからない」

 あいまいさもあり、モヤモヤ気分。

 気晴らしにごろんと横になると、ビスケットが頭に浮かぶ。

 「ビスケットを袋入りで買って失敗」の悩みを相談していた人がいたことを、思い出したから?

 ビスケットを思いたび、条件反射のように口がかわく。

 すると、面白い物が出品されているのを発見。

 「今ジュースを買っていただければ、乾いた口をうるおす品をプレゼント」

 そう広告して出品していたのは、某飲料メーカー。

 ジュースの値段は、安い。

 「ダークパターン」の注意を思い返し、 1本だけ、 1回だけの申し込みを確認してから購入ボタンを押す。

 「乾いた口をうるおすシークレットな品」

 その広告にウソはないが、送られてきた飲み物は飲めず。

 苦笑いショッピング。


   (この話の意味)

 ホント、苦笑い。

 送られてきた飲料は、「ビール」。

 「ビール?安いなら、良いじゃないか」

 そう言われても、ビールは飲めません。

 だって私は、未成年。

 苦笑いするしかないね。

 …苦い飲み物だけに。

1つ、わかったことがある。

 「私は、買い物が下手」

 エモいなあ。

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