第13話 入れ歯飛びます、飛びます

嫌だと言うのに、サファイヤババの奴、年寄りとは思えない馬鹿力。

お店の皆んなに晒し者となる、、。


「いや〜、ぴちぴちでええのう〜。」

「ホレテマウヤロ〜。」

「かわいいがーっ。私ももう少し若かったら着たいくらいだに。」

なんだかわからんが拍手喝采。

おおおう?

お店の皆さん、白内障ですね、霞んでるでしょう?ぼやけてるでしょう?

「着替えます!こんな格好はやです!」

「いいじゃなぁ〜い。皆んな喜んでるし。」

うっせえわ、サファイヤババ。


「えーーーい!だまらっしゃい!! お嬢ちゃん。そんな事はどうでもよい。それよりだ、あんたの言ってたクーラーの室外機が熱風を吹き出してる事についてどうする

それを話し合わんといけんのじゃーっ!」

誰?黒ひげ危機一髪みたいなじいさんは?


「私はジャク、スパロウと言います。」

うっそー。あのジョニー デップの??何ひとつかすってないんですけど。

カツラだよね?ムッシュかまやつだよね、それ?

つけ髭が粘着力を失って半分取れてますよ。

さっきまで丸いフレームの黒眼鏡掛けてたっすよね?


「あんのー。黒ひげ危機一髪さん、議題を検討する前にまともにいや普通になりませんか?アルプス一万尺譲っても、コスプレでは目立ちすぎます!!これでは、隠密に地球防衛隊の任務は果たせませんから。」


「誰かね?黒ひげ危機一髪とは?」


「あ"ー、ジャクーーう、あんたですーーう。」


「失礼千万。私のどこが黒ひげ危機一髪なのですか?」


「確かに、隊長、似てるわねぇ。あはは。」


「ほんにのう、うほほほー。」


あちこちで笑いがはじまり、皆んなは入れ歯を飛ばしながら大笑いになってしまった。

いつになったら、議題に入れるんじゃー。










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