第6話  140字その4

 お題オフィスラブ。


「「く~っ!」」


 残業終わりに職場で飲む一杯は最高だぜ。


「サンキューな! おかげで終電前に終わったぜ」

「おう」


 おれの失敗でできた仕事。

 同僚とはいえ付き合う理由なんてないのに。


「お人好しだよな」

「お前だから手伝ったんだよ」


 同僚の顔が赤い。

 茶化す気にはならなかった。


 嬉しかったから。



――――――――――――――――――――


 解説。

 これは140字用の物語。

 しかもまさかのBL(笑)


 それらの書くフォロワーさんが多く、短いしなんとなく書きました。

 どうなんでしょうか?


 友情とも見えますが、おそらくこの二人はそれ以上の感情を持っているのでしょう。



――――――――――――――――――――


 お題猫の日。


「猫の日? つまりワタクシの日。敬いなさい」

「あんた化け猫じゃん」

「妖猫だろうが猫は猫」


 ということで。


「じゃあ僕の膝においで」

「青春~♡」


 飼い猫のように主に甘える妖猫。

 3メートル越えの猫を優しく撫でるショタ。


「萌える。ワタシも撫でて!」

「泥棒猫はダメ!」


 泥棒猫もまた猫。



――――――――――――――――――――


 解説。

 闇夜の少年挽歌より。


 主人公の青春の力の源、妖猫ヒルダが、猫の日ゆえに合法的に青春に甘える図。

 ヒロイン黄緑はそんな時でも乱入の心を忘れない。


 巨大な猫を撫でるショタはなかなか面白い様子と思われる。


 あまり中身のない140字。

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