第4話 「技能試験」
8日後の試験日「大型特殊免許一種」技能試験のため朝8:30迄に〇阪府〇真運転免許試験場に地下鉄を乗り継ぎ最後は徒歩で行きます。朝の8:00までなら試験コースへ立入ってコース確認が出来るようなので遅刻防止の観点からも早めに行った方が良いかと思われます。
早目に試験場には到着しましたが当日は雨だったこともあり寒くコース確認は断念。
集合時刻になると声掛けが始まり、21番窓口で「試験車両利用料」¥1,450円を支払います。(注:費用は当時のもの、今は値上がりしています。)
支払った後に控室に移動して試験の順番を待ちます。
受験者は男性9名で私は8番目。年齢的に私はいつもどおり平均年齢を上げる側です。
余談ですが、午後から農協主催の大型特殊免許の資格取得の団体さんが来ていました。農耕車両限定とかの免許があるのかもしれません。
試験が始り控室から肉眼で見える範囲は試験中の方々の操作を見てイメージトレーニングと重ね合わせトレースします。
試験がおわると合格者は申請書類を持たずに戻ってきます。
逆に申請書類の返却を受けていると不合格。つまり合否が第三者にも判別できるわけです。
試験の順番が来ました。
イメージトレーニング通りに乗車前に車両周りの安全確認を行います。
それから乗車後にシートの位置とミラー類の位置を合わせたあと試験官(警察官)に操作の不明点等を確認します。初めて乗る車両ですから必須です。
理解出来たら、エンジン始動、バケットを最大まで上げ、再びミラーや目視等で安全確認をおこない、ウインカーを出して発車。
試験走行では車庫入れの位置が悪く、車庫出しで苦労したこと、前進ギアが車庫から出た後に1速(試験走行時は2速)になっていたこと等ありましたが、時間制限はないので無事に最後まで完走。スタート地点に戻りバケットを降ろし、サイドブレーキを引きエンジンを切ります。後方確認等の安全確認をして下車で試験が終了です。
そうそう停車位置も重要ですよ!ここで点数不足となり不合格になるかたも一定数いるようです。
下車後、再度乗車して試験官から合格が告げられました。
思惑通りとはいえ一回目のチャレンジで無事に合格できました。
しばらくして実感というか嬉しさがこみ上げてきます。
合格後は「免許証交付手数料」¥2,050円を支払い、写真撮影後に免許証の交付を待ち、受取ると今回の目的の「ゴールド免許」となっていました。
ココから重機の沼にハマるんですけどね。(笑)
追記
各都道府県の試験場により試験車両は異なります。
調べた範囲ではホイールローダー、中折れ操舵が数多くありました。
重機の技能講習の時に初めてこのホイールローダーを操縦したのですがハンドルを切るとボディーの真ん中が折れて(お尻の下から曲がる感じ)方向転換が可能となります。
タイヤも大きく内輪差のない走行感覚は強い違和感を覚えました。
共通点と言えばバケットが前についていることくらい。むしろこちらの車両方が試験車両としては主流かもしれません。
大型免許と大型特殊免許があると重機を含む大概の車両を公道で運転することが可能になります。(注:作業免許は別途必要となります。)
トレーラーと二種資格は対象外ですけど、移動式クレーンの代表的なラフテレーンクレーンも運転できます。(クレーン操作には別途資格が必要。) 試験以外は一生乗らないとは思いますが久しぶりに自動車試験場にも来れましたし、なかなか良い体験となりました。
おわり。 ふぐたん
〔大型特殊免許一種申請料〕
¥2,600-
〔試験車両利用料〕
¥1,450-
〔証明写真〕
¥1,100-
〔免許証交付手数料〕
¥2,050-
〔交通費2日間〕地下鉄¥290円×2往復+定期券
¥1,160-
〔大型特殊免許一種取得総費用合計〕
¥8,360-
注:費用は当時の金額。今は値上げされています。
大型特殊免許が救世主? ~ゴールド免許復帰へ~ ふぐたん @fugutan2
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