第5話 善悪=ヒーロー
善悪。
ヒーロー。
誰にとっての善で、
誰にとっての悪か、
味方、見方。
同じ読み方だよな。
でも、これがまさに理に適ってるって話かもよ。
自分の味方はヒーロー、
自分の味方ではヒーロー、
逆は悪になってしまう
な、
本人基準の善悪だ。
それがこの世の全てさ
極論で言えば、
好きか嫌いかで判断されるのもだ。
思い当たる節はないかい?
あるだろ。
好きな人が言っているからそうなんだ、
その方が正しいんだ。
そうでなくてはいけない、
そうだろう。
が、
それが、
嫌いになると話は変わる。
だったのに、
そうだったのに、
そうでなかったの?
全く善悪なんてないんだよな。
あるものにとっては、
人殺しが善にもなるんだぜ。
分かるだろ、
真実、結果
そんなものわ、意味をなさねーのさ。
こんな馬鹿の俺にだって、
ヒーローは好きだ。
だがよー、
ただのヒーローは好きじゃね。
ヒーローは偽善でなくちゃあよ。
俺はよー、
善意も悪意もねーもんだと思っているのよ。
そいつにとっての価値観だけ、
それ以外にないのさ。
自分で考える力のないやつは、
乗っかればいいだけの話。
そういう奴ら程、迷惑な事が多いがな。
善も悪も無いくせに自分の意見を押し付けるやつらには、
呆れてしまうがさ
そういう連中が世の中、社会を回しているのが本当に胸糞悪いよな。
反吐が出るぜ。
全く持って救いようのない残念な世界だ。
偽善てのはなんだろうねぇ。
それこそ価値観の相違ってやつだ。
善意者にその気がなくても相手が勝手に善意と捉えたら善意なんだよ。
そこに嘘、偽りはないのだから問題はない。
それを見聞きした第三者が口にした瞬間に色がつく場合もある、
それこそが間違いなんだよ。
興味、関心がないくせに、
口を出したがる輩がいるからややこしくなる
それが世の常なんだよなー
だがらよ。
余計なこと考えんじゃねーぞ。
良いか悪いかなんてのは、
好きか嫌いかで決まるのよ。
それこそがこの世界の常識だよなー
正義だのどうこう言うのは簡単さ
けどよ、行動にうつせるやつが正義なのさ
いや、
ヒーローはよ。
どの立場だろうがよ。
性善説、性悪説
そんなものありはしないのよ。
あるとすれば、
自分の中にある身勝手な価値観だけよ。
それを社会とすり合わせてるのさ。
でもよ、
個人主義を語りながら、
ネットでも良くみんなと一緒が溢れてるよな。
同調圧力ってやつかな。
結局、
みんな一緒がいいわけさ。
そこに善悪はないんだよ。
何度も言うが、
善悪はねー、
だからよ。
ヒーローは偽善じゃなくちゃ駄目なのよ。
偽善だからこそなりたつのよ。
ヒーローは善でも悪でもあるのよ。
俺は、
ヒーローに憧れてるよ。
なんせ、
ヒーローになれるのは頭をぶっ飛んでねーと、
出来ねーんだから。
俺は、
ヒーローに憧れてるよ。
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