Flower petal confetti

冬が終わった校庭を 午後の空気が暖めて

校舎にも別れを告げた あの日

私たちは 違う道を歩きはじめた

あれから もうずいぶん経つんだね

今でも思い出すよ 錆びたベンチ 語った未来

まっすぐに進めない時 くじけそうな時

ここに来るんだ 何かを確かめに

まるで正反対のふたり 数えきれないくらい

けんかもしたし 泣いたりしたね

どうしてだろう でも

誰にも言えない夢 あなたには話せた

遠く離れた あなたのコトを

私はひとり 想い出してる

誰もいない校庭は あの日と同じ

優しい日差し 春の木陰

見上げた空 埋めるように

私の上に 舞い降りる

白と薄紅の花 雨のように

*

夢を追うことに 憧れていた

いろんなコト 話したっけ

遠くに行くと あなたが決めた日

だから私 驚かなかった

“勇気をいっぱいもらったよ”

あなたはそう言ってたね

同じだよ ためらう私の

背中を押してくれた あなたも

まるで恋してたみたい

あなたの好きだったところ

あなたの嫌いだったところ

その全てが 宝物だった

かけがえのない 私だけの

どうしてだろう でも

別れの日 せまる時間

私、泣きたくなかったの

明日を探して わたしたちは

たったひとり 歩き続ける

あなたがくれた勇気みたい 春の風

私を包む 優しく 暖かく

あの頃の夢 そのかけら

私の上に 舞い降りる

白と薄紅の花 雨のように

*

遠く離れて 私たちは

いつもふたりで 歩き続ける

心の中には あなたがいて

優しく押された背中 見上げた空

私の想い 満たされる

白と薄紅の花 散りゆく花々

舞い降りる 雨のように