第104話

「もう夜遅いんですから騒がないで下さい」


いつもの夏実の説教に、俺は仕方なく腕を離し夏実を解放した。



その後もくもくと飾り付けを外す作業をし、

10分そこらで全て片付いた。



「では、ありがとうございました。」


「おー。」


「気を付けて帰ってくださいね。」


「ガキじゃあるまいし」


「ガキですよまだ」


「ああん?!」



眉間にシワを寄せる俺を、しっ!と夏実が小声で言い黙らす。



「ーーじゃあな。」


「はい。」



俺は玄関のドアを開け、歩き出す。



その時、



「あの大谷さん。」



夏実が俺を引き止めた。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る