第103話

こいつがーーーー夏実が俺の腕にすっぽり収まってっと、妙に落ち着く。


なんなんだこれ。


はぁ、と息を吐く俺。



「…あの、」


「あ?」


「そろそろ、苦しいんですが…」



「あ?」



「抱擁から、解放して頂けません?」



「………あ?」



「だから、抱擁が、」



「ーーーーーやだね。」



「え?!」



「もう少し位ぇ、良いだろ」



「やです」



「やだってなんだよ?!」



「苦しいですし」


「んだお前ぇ!可愛くねぇな!」


「可愛い可愛くないの問題ではありません、死ぬか死なないかの問題です。」


「あ?!」


「息が出来なくては、死んでしまいます。」


「ホンット可愛くねぇ!!!」



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る