第93話
「優おやすみ。お疲れ。」
「……ああ、じゃあな。」
分かれ道で歩き出すコウキの背中を見つめる俺。
ーーーーーコウキは優しい。人によって言葉遣いを変えたり、礼儀とかちゃんとしてて
野々村夏実の喜ぶことならなんだってして、
エマの面倒も見るし、キョーコさんと年相応の会話も出来る。
自分で稼いだ金も持ってて、
野々村夏実の為に、自分の将来も考えて、行動して。
こんな奴、なかなか居ねぇと思う。
し、野々村夏実にもピッタリだと思う。
野々村夏実も幸せになれるんじゃねぇかと思う。
俺が何したって、敵わねぇと思う。
敵わなねぇ…
……敵わない……?
あ??????
、
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