第74話

離婚しねぇのも、多分クソババァがしたくないんじゃねぇ。

親父が離婚したくねぇんだと思う。


そんな話を親父とした事もねぇし、したくもねぇからこの先も知らねえままなんだろうが、

俺は何となくそう思ってる。


ーーそして親父の血をしっかり受け継いだ俺は、派手な女が好きだったんだと思う。



でも。



「夏実ちゃんの所行こうか。」


「ーーだな。」




でも、今でも派手な女は好きだが、

きっと俺の代から少しずつ変わってくと思う。


俺がいつか誰かと結婚して、子供が産まれたら、


"女は見た目じゃねぇ"って教えると思う。


今はそう思う。


だから俺の血を受け継いだ子供は、




「夏実ちゃんエマちゃん!待たせてごめんね!」


「悪かったな。」


「大丈夫ですか?」


「ゆう!ーーいじわるおばさん居なくなった?!?!」


「ああ、大丈夫だ。心配すんな。」




エマや野々村夏実みたいなちゃんとした人間になると思う。




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